パナメーラ スポーツツーリスモのディテールをチェック(写真5枚)
以前、山下氏にインタビューをした際、こんな話をしていた。
「セダンをベースにさまざまな要件がある中で、ボディ前半部分のデザインはどうしても変更できない。ですから一番こだわったのが、”スポーツカーに見える”ということです。開発サイドは『荷室が足りない、もっとルーフをあげろと』という。荷室容量を増やしたければ、ルーフを高くしてDピラーを立てればいいわけですが、しかし、それではスポーツカーに見えない。ポルシェがすごいのは自分たちがスポーツカーメーカーであることを理解しているので、最後はスタイリングを重視する意見が通ります」
したがって、ステーションワゴンというよりも、シューティングブレークと呼ぶべきスタイリッシュなモデルになっている。ポルシェはこのパナメーラおよびスポーツツーリスモに実に多彩なパワートレインを用意する。2輪駆動のベースモデルをはじめ、4輪駆動の「パナメーラ4」、その高出力版の「パナメーラ4S」、よりスポーティな「パナメーラGTS」、そして「パナメーラターボ」といった具合だ。