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カマロのコックピットデザイン
コクピットのデザインからもアメリカンスポーツを感じさせる。フラットボトムと呼ばれるステアリングやシンプルなボタン配置なども特徴。SSとLTで大きなデザインの差はない。

インテリアの基本デザインは「LT RS」と同様だが、SSでは、室内のバックミラーがカメラモニターになっているなど最新技術がつかわれている。センターコンソールに備わるドライブモードの切り替えスイッチで、「ツアー」「スポーツ」「トラック(=サーキット)」「ウェザー」という4つのモードが選択可能だ。スポーツやトラックモードではステアリングの手応えが変化し、スロットルレスポンスが変更され、またエキゾーストシステムの排気バルブシステムをアクティブに自動開閉することで、シフトダウン時には、勇ましいアフターファイヤーの音が聞こえてくる。

またSSは連続可変ダンパー・マグネティックライドコントロールを標準装備しフロント245/40ZR20、リア275/35ZR20の前後異径サイズのタイヤを備える。さらにローンチコントロールシステムが進化し、前輪をロックしながら後輪をバーンアウト。タイヤの表面温度を上げて最大限にグリップを発揮できるラインロック機能も追加された。クローズドな場所であれば『ワイルドスピード』気分が、容易に味わえるというわけだ。

気になる価格だが、「LT RS」が529万2000円(税込、ローンチエディションは561万6000円)、「SS」で680万4000円。特に「SS」はこのサイズのスポーツカーにV8をラインアップしているだけでも珍しいのに、輸入車としてその安さが際立っている。50年たっても変わることのない”アメリカの正義”を、堪能するなら今だ。



文/藤野太一 撮影/柳田由人 編集/iconic

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