ブレないアメ車、ブレない最新「シボレー・カマロ」の魅力

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本国では2015年に登場した6代目モデル。写真は、今回のマイナーチェンジ前のモデルでフロントマスクのデザインなどが異なる。

50年以上を作り続けられたアメリカを代表するスポーツカー

2019年モデルのカマロが日本に上陸した。2リッター直4の「LT RS」と6.2リッターV8の「SS」、見た目は同じでもまったく中身の異なる2台を比較試乗してみた。

1967年にデビューした初代カマロ
1967年に初代がデビューして以来、一時期を除き絶えず生産されてきたカマロ。写真はその初代モデルであり、今もヒストリックカーとして人気が高い。現行モデルはその6代目にあたり、2015年から発売が続けられている。

カマロは、1967年、当時の若者向けに誕生したスポーティな2ドアクーペ&コンバーチブルだ。以降、50年以上、代を絶やすことなく作り続けられている。米国にはコルベットを筆頭に、フォードマスタングなど長い歴史をもつスポーツカーを大事に作り続ける文化がある。

ちなみに日本メーカーのスポーツカーといえば、1代限りで途絶えたり、復活しても長続きしなかったり、を繰り返してきた。いま日本のメーカーでもっとも長く作り続けられているのは、約30年続くマツダのロードスターだ。日産のフェアレディZもGT-Rもトヨタの86もスープラも、これから代が長く続くことを期待したい。

閑話休題。現行カマロは、本国では2015年に登場した6代目モデルということになる。そして4年目を迎えた、2019年モデルでマイナーチェンジが実施された。しかし、日本ではそもそも6代目の導入が大幅に遅れていたこともあり、発売開始後からわずか1年で新型になったというわけだ。

まず、フロントマスクが大きく変更された。従来の直線基調だったものが少し曲線を取り入れたデザインとなり、またバンパー中央部をブラックアウトしたのがわかりやすい特徴だ。視覚的な効果だけでなく、空力性能の向上を果たしているという。

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