今春、追加されたバンムーフの2モデル
新たに登場したのは、エレクトリファイドS2とエレクトリファイドX2。ともに電動アシスト付自転車でLED内蔵の特別なディスプレイ、盗難防止システム、電動アシスト機能は共通となっている。両者の違いはフレームのデザイン。大きさはS2が28インチで、よりスポーティな雰囲気。X2が24インチでトップチューブ(フレームの水平部分)の位置が低く、乗り降りがしやすいコンパクトな設計だ。広報担当のデビッド・ロバートさんによると、乗車に適した身長は、X2が155cm〜、S2が170cm〜を想定しているとのこと。
いざ、エレクトリファイドX2の試乗に出発
今回、試乗したのはコンパクトなエレクトリファイドX2。身長168cmの筆者にはちょうど良いサイズだ。シートを調整してもらうと、乗り降りには何の不便も感じない。
さっそく、東京・原宿にあるバンムーフのブランドストアから、出発。
まずは電動アシストの実力を確かめるためにストア近くの坂道へと向かう。神宮前一丁目交差点と原宿外苑中学校前交差点の間の坂道を走行してみると、あまりにスムーズに坂道を登れることに驚いた。何の苦もなく登り切れるうえ、坂道の途中で止まってからの走り出しさえ、非常に自然で心地よい。
筆者はこれまでに国産大手メーカーの電動アシスト(いわゆるママチャリ)に何度も乗っている。それに比べると、漕ぎ出しが非常に滑らかで、無理に押し出される感じがなく、軽くサポートしてくれているような印象だ。走行中ブーストボタンを押すと、さらに強い加速が得られる点も心強い。