日本一の老舗シューケアメーカー「コロンブス」の全面協力、Begin & MEN’S EX特別編集で好評発売中の書籍『究極の靴磨き』から、その中身をピックアップしてご紹介する。今回のトピックは「半年に1回はすべき徹底ケア」。大型連休にぜひチャレンジしてみては?
半年に1度の靴磨き
服をクリーニングに出すように半年に1度は徹底的にケアしよう。
重点的にケアしたいポイントはコバ周りと靴内部。
シューレースを外したついでに通し方を変えてみるのも一興だ。
【用意する道具】
シューレース
平紐タイプのガス平にはアイレット3〜4個に対応した66cmとアイレット4〜5個に対応した75cmが、ロー引きには55cmから120cmまでの5種類がある。
液状クリーナー
『ブートブラック ツーフェイスプラスローション』。2500円
コバ用ブラシ
歯磨きの要領でコバなど細かい部分をブラッシングするのに最適な『竹ようじ(コバ用竹ブラシ)』。豚毛のそれは埃を掻き出す弾力性を備える。竹の柄は握った時の感触も◎。50円
豚毛ブラシ
メイドインジャパンの『コロンブス ブラシ豚毛』。革表面に残ったクリームをジャストミートして弾き出す弾力性がある。ツヤ出しに最適なブラシの決定版だ。2700円
油性ワックス
しっかり塗膜を作り、ツヤを生む『ブートブラック シューポリッシュ』。1000円
馬毛ブラシ
ジャパンメイドの『コロンブス ブラシ馬毛』。しなやかな毛先が特徴だ。3000円
【 手順のポイント 】
[1]コバ周りをケアする
ソールのケアは半年のタイミングでも欠かせない。馬毛のブラシで埃を取り、コバブラシで油性ワックスを塗り込もう。重点箇所はステッチとアッパーの立ち上がり。ワックスを付けたブラシは作業後の洗浄を忘れずに。
[2]靴内部を掃除する
靴内部は、思いのほか汚れている。液状クリーナーを染み込ませたコットンをスティック状のものに巻き付けて掻き出そう。爪先は埃も溜まりやすいので重点的に。防カビ効果のある液状クリーナーはこのケアに最適である。
できればココも
シューレースを交換する
日々の脱ぎ履きでシューレースも劣化する。磨き上げた靴なのに、シューレースがくたびれていると台無しだ。劣化によるセル部分の割れは手や靴を傷つける場合もあるので、特に注意しよう。シューレースの通し方はP36〜37で解説する。
さらに深く、詳しく、丁寧に、靴磨きを極めるには・・・?
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関連記事:日本一の老舗シューケアメーカーが直伝する”究極の靴磨き”とは?【書籍『究極の靴磨き』が発売】
—INDEX—
ChapterⅠ 頻度に応じた靴磨き
おろしたての靴磨き/履き終わりの靴磨き/週に1度の靴磨き/月に1度の靴磨き/半年に1度の靴磨き
ChapterⅡ 短時間でできる靴磨き
1分で光らせる/5分でツヤを出す/30分で鏡面磨きを完成させる
ChapterⅢ 上級者向けの磨きを極める
立体感を出す磨きを極める/アンティーク磨きを極める
ChapterⅣ トラブル対策
キズ編/カビ編/塩吹き編/クレーター編/シミ編
ChapterⅤ 磨きがいのある デザイン別 究極の靴カタログ10選
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