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(左)ISAIA / イザイア

「主張はないけどらしさはある」が着る人の好みに寄り添う

クラシック然としたグレンチェックにダブルブレストと、要素だけを見れば堅いイメージだが、その実フランクな趣を感じさせる一着だ。ベースモデルは、丸みを帯びた肩線や後ろ身頃を短くした軽快なシルエットを特徴とする「カプリ」。幅広のラペルにも、南伊らしさがさらりと漂う。品格とくつろいだ趣を併せもつ、ビジネスの装いにも自然体を求める貴方に寄り添うスーツといえよう。

柄合わせが大事

チェックは大きくなるほど柄合わせが大事になる。が、高度な職人技で名を馳せるナポリの雄なら、ご覧の通り、そんな心配は無用だ。



(右)KITON / キートン

卓越した手仕事が生む極限の構築美が佇まいに深みをもたらす

最高峰の既製スーツと称される、キートンのKBモデル。ナチュラルな丸みを帯びて肩をなぞる、その構築美に溢れるフォルムは、卓越した手仕事なくして表現しえないものである。しなやかなチョークストライプの生地を用いた写真のスーツは、その渋い色柄が相まって、着る者の佇まいに威厳をもたらす。しかし、対峙する者を威圧するようなそれではない。飄々としながら、紳士の内なる力強さを表すのである。

生地の柄合わせ

柄もので気になるのが生地の柄合わせだが、当然とばかりにピシッと合っている。威厳はこんなところからも生まれてくる。




※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2018年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
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