今月の買い足し
街履きエスパドリーユで大人の夏をもっと優雅に
リゾートスタイルの定番・エスパドリーユが、リラックススタイル全盛の時流を受けて再注目されている。大人のエレガンスを保ちつつ、寛いだ休日スタイルを築くのに最適だ。
DON QUICHOSSE / ドンキショース
伝統エスパの作りはそのまま履き心地をアップデート
フランスやスペインなどにまたがるピレネー山脈の麓に位置する、複数のエリアを発祥地にもつエスパドリーユ。ドンキショースはそのひとつである仏・バスク地方を拠点とするブランドだ。作りは伝統的なエスパだが、アウトソールにはラバー、インソールにはレザーを貼り、履き心地を高めている。スエードアッパーも高級感あり。
去年までの定番スタイル
今やお馴染みのタッセルローファー。きちんと感を重視したいときはこれで正解だが、より夏らしく軽快に装うなら…
サンダル感覚の気軽さでも上品に映るのが魅力
M.E. この夏はいつにも増してエスパドリーユをよく見かけますね。
中村 実際、今夏はエスパの提案がかなり増えています。実は過去にも何度かブームになったことがあるアイテム。古くは’40年代にアメリカで流行し、日本では’80年代に話題となりました。当時の人気米国ドラマ『マイアミ・バイス』で主人公がエスパを履いていたことも要因のひとつといえます。
M.E. 今、リバイバルヒットしている理由はあるのでしょうか?
中村 以前ご紹介したドローコードパンツやオープンカラーシャツをはじめ、休日服は今”リラックス感”が鍵。そこで足元も寛いだエスパを、という流れです。実は’80年代の流行時も、グルカパンツや開襟シャツといった今に通ずるアイテムが全盛だったので、エスパ復権はごく自然だといえますね。スニーカーやサンダルよりエレガントな印象になるので、大人の夏履きとしてイチオシです。