フィレンツェ市内のシニョーリア広場にあるパラッツォ・ヴェッキオ(ヴェッキオ宮殿)。1299年から1314年にかけて建設されたといわれ、メディチ家がその昔こちらの宮殿からピッティ宮殿に移り住んだことから、イタリア語の「旧い宮殿」の意味でパラッツォ・ヴェッキオと呼ばれている。現在も建物の一部はフィレンツェ市庁舎として使われている。この壁に、巨大なゴールデンフリースとNo.1ストライプが映し出され、一夜限りの「パラッツォ・ブルックス」となった!
スペシャルファッションショーは、メンズ計45ルックを発表! ブルックス ブラザーズのアイコン的アイテムたちが、モダンに姿を変えた。
アイコニックなネクタイに合わせたスーツは、フロントの仕様がモダンに。
ランウェイを最高に盛り上げたのが、オーケストラ・フィルハーモニカ・イタリアーナ。ランウェイショーというと、デジタルな音が多いが、この生オーケストラというのがパラッツォ宮殿の歴史ある雰囲気とマッチして最高だった。
ところどころにウィメンズが入っていたのもよかった。こんな格好が似合うようになりたい。
ジャケット・イン・ジャケット。パープルな挿し色は、このランウェイにも。
太いタイバーや、ストライプのサスペンダーがインパクトあり。
ブルックス ブラザーズ誕生の地であるニューヨークをイメージして、アリシア・キーズの楽曲を演奏。
国宝級の美術品の間を、モデルが歩くという贅沢。これぞイタリアの懐の深さ!
「2 CENTIRIES OF INOVVATION」。—2世紀の間、1つのブランドが続くって凄いことだ。ピッティ期間中、パラッツォ宮殿の1階ではスペシャル回顧展が開催された。これは日本にも、今年アーカイブ展として巡ってくる予定だとか。日本でも、是非見ておきたいコレクションだ。
創業当初のニューヨークのお店の写真など、お宝のアーカイブが並ぶ。
ブルックス ブラザーズのネクタイといえば、やはりストライプだ。ストライプの種類別に、No1、2、3……と名前がある。
これまたお宝! 初代ブルックス ブラザーズのBDシャツ。
No.1ストライプのタイのコーディネートもいろいろあって新鮮。
「インターナショナル・ウールマーク・プライズ」。ファイナリスト12組の作品をモデルが着用して登場。
ウールの糸をイメージしたプロジェクションマッピング。
「レダ」とモダンスポーツウェアのスペシャルコラボレーション。
ストレッチ性や透湿性のある「レダアクティブ」の生地
参加デザイナーが、各々にレダアクティブの生地を用いて、アスリートマインドなウェアを発表した。ウールマークプライズのイノベーション部門の勝者、「DYNE」も参加。
イタリアの老舗ファブリックと、アメリカのスポーティウェアの融合。
DYNEのデザイナーは、ナイキでも経験を積んでいるということで、テクニカルなファブリック使いに長けている。
フィンランドブランドの注目株、「ikla Wright × Turo」。
クラシカルなブルゾンに加え、こういったちょっとモードなブルゾンも。
GUEST NATION FINLANDには、8ブランドが参加した。
UNDERCOVERから、ショーが始まった。テーマは「order - disorder」。
「AIに支配される人間への警告」「プロテクトウエア」な解釈が、コレクションに落とし込まれた。
色とメッセージを使ったコレクション。原色のラバーブーツが効いていた。
UNDERCOVERのフィナーレ。宇宙服のようなダウンジャケットの隊列がインパクト大。
TAKAHIROMIYASHITATheSoloist. は、アンダーカバーと逆で「disorder-order」をテーマに。
「怒りや悲しみ、そして喜びが入り混じった表現しきれない感情」を表現。
グランドフィナーレ。黒と白に分かれた両ブランドが左右から行きかうグランドフィナーレ。