貫かれる継続的な開発努力
全ての製品の基盤になっているのは、長い経験、妥協なき高い品質基準だ。そして何より重要なのは創造性に満ちた国際的チームによる継続的な開発努力。
Mシステムの製造においては、最高品質の素材のみを使用し、工程の大部分を手作業で行っており、毎日使用できる高い信頼性と、長年使用できる高い耐久性を実現している。
非常に高い精度を維持し常に高い品質基準を満たす
ライカのカメラには100年以上に及ぶ歴史がある。そしてその時代時代の技術の進歩に合わせ、新しいカメラが誕生する際、設計者は常に新しい技術をいかにベストな形で実現できるかを追求してきた。
例えば現ライカの主要製品の一つであるライカMシステム。その設計プロセスには、他のカメラとは全く異なるアプローチが採用され、製造・検査工程には特殊な設備・試験装置が導入されている。そしてこの卓越した技術及び光学精度を備えたライカM10を作り上げるには、50以上の調整ステップが必要だ。真鍮から削り出した30個のパーツ、126本のネジ、17個の光学系パーツを含め、総計で約1100個のパーツが用いられている。無垢の真鍮から削り出されたトップカバーとベースプレートは40分かけて手作業で入念に研削・研磨されている。
またライカMシステムは60年以上継承している伝統的な設計コンセプトに対して高い評価を受けており、それに対する責任もある。そのためライカMの設計は革新という一過性のものではなく、絶えず進化を続けている。ライカのカメラに使用される素材や部品は全て厳選されたもので、長期にわたり耐久性を維持できるか厳しい品質試験を実施。どんな環境下で使用しても長年変わらぬ品質から確固たる信頼を得ているのだ。