

フランク ミュラー
ヴァンガード マスターバンカー スケルトン
スケルトナイズで際立つメカニズムの構造美
「世界の主要な金融市場の時間が、一目で分かる時計があるといいのに」──銀行家の友人が発したこのひと言がきっかけで、天才時計師フランク ミュラー氏初期の大発明である「マスターバンカー」は、生まれた。発表されたのは1996年のことである。
2つのインダイヤルを備え、計3組の時分針が1つのムーブメントでそれぞれ異なる時刻を正確に指し示す。しかも各時分針の時刻調整は、リューズだけで操作が可能。他に類がない3タイムゾーンが、初めて「ヴァンガード」に搭載された。ボリューミィでスポーティなフォルムに調和させるため、この機構では初のスケルトン加工が施された。
結果、ムーブメントパーツが積層する様子がムーブメントに露わになり、ケースのボリュームに負けない奥行き感が生まれている。2つのインダイヤル内もオープンワークされ、それぞれの針を動かす機構の一部も見える。トノウ カーベックスでの搭載モデルでは3時位置にあるデイト表示窓は9時位置に動かされ、2つのインダイヤルの時間の読み取りが、より見やすくなった。世界を相手にパワフルにネゴシエーションするビジネスマンに、最適な新作である。
さらにディテールをチェック!(写真6枚)
フランク ミュラー
ヴァンガード マスターバンカー スケルトン
ケース径:縦53.7×横44mm
ケース素材:チタン
ベルト素材:クロコダイル+ラバー
ムーブメント:自動巻き
価格:未定
発売時期:未定
お問い合わせ先:
フランク ミュラー ウォッチランド東京 Tel.03-3549-1949
http://www.franckmuller-japan.com/
撮影/岸田克法 文/高木教雄
※表示価格は税抜き