世界で最も売れるクルマ
「カローラ」の車名にどのようなイメージをもつだろうか。ドメスティックなオジさん向きのクルマかと思いきや実は1966年の誕生以来約52年間、11世代を重ねた歴史をもち、欧米では人気も高く世界154ヶ国以上で累計4500万台以上が販売されたグローバルカーだ。
したがってドメスティックではないが、しかし、少なくとも日本ではオジさん向きであることは間違いないようで、現行のセダンであるカローラ アクシオとワゴンのカローラ フィールダーのユーザーの平均年齢は60〜70歳にもなるという。
そこでトヨタがカローラのモデルチェンジを機にユーザー層の若返りを目指して実施したのが日本仕様のハッチバックボディの復活だ。一足お先にクローズドコースで試乗したのはプロトタイプのため、「カローラハッチバック」と呼称されていたが、6月26日に行われた発表会では「トヨタ カローラ スポーツ」として正式に発売を開始。
ちなみに従来このサイズのハッチバックはオーリスの車名で販売されていたが、国内ではカローラに変更、欧州仕様はそのままオーリスで継続販売される。