男はスケールの大きさをつい追い求めがちだが、身の丈やシーンにそぐわなければ、かえって好感度を下げてしまう。これ見よがしよりも、シーンや家族との調和を意識した選び目線がスマートなのだ。
名モデルの遺伝子を受け継いだ個性派SUV
FIAT フィアット 500X
ヒット作、2代目500のデザインをSUVに取り入れた500X。2WD、4WDが選択でき、街乗りにもアクティブな走りにも対応可能。13.1km/?の燃費を誇る1.4?ターボエンジンを搭載。288万3600円〜(チャオ フィアット)
条件1:街中でも小回りが効くサイズ感
500Xのように全長が4250mmくらいのサイズなら、前席2名+αと家族で使うなら十分の広さ。コンパクトな分、女性でも運転しやすく街中での取り回しは非常に優秀だ。
条件2:自動制御もある安全性
昨今の自動車で普及している装備が各種安全機能。アクティブクルーズコントロールによる前後の車間距離調整や車線逸脱や前面衝突の警報など、最新技術は必須だ。
条件3:家族全員の荷物をつめる収納力
後席を倒して使える分割可倒式リアシートを採用したタイプなら、積み込むボリュームによって、アレンジすることが可能。車高がある分、背の高い荷物でも問題なし。
アウトドアやレジャーも楽しむなら、このSUV2台(写真2枚)
買い物や子供の送迎にタウンユースなら、このワゴン2台(写真2枚)
自動車評論家 島下泰久さん
世界を飛び回り新型モデルの試乗を続ける人気自動車評論家、近著に『2018年版間違いだらけのクルマ選び』(草思社刊)。現在も新しい相棒を物色中。
見た目と使い勝手の良さの両立で夫婦で楽しめる一台を
趣味性の高いクルマもいいが、今、狙うべきはコンパクトなアクティブカー。なぜなら家族でドライブの楽しみを共有できるからだ。実情を専門家に尋ねてみた。
「各社が力を入れているだけに、コンパクトモデルは今、ここで紹介している5台のような個性派揃いです。共通しているのは、普段使いで便利なだけでなく、室内も荷室も意外なほど広くて、家族や友達と荷物を目一杯に積んで出かけたくなるSUVテイストのモデルだったり、トンガッたデザインで、普段使いのふとした瞬間にも気分がアガるものだったり。そんなプラスアルファの魅力をもったコンパクトカーが続々出てきています。女性目線で見てもきっと魅力的だと思います」(島下さん)
[MEN’S EX 2018年2月号の記事を再構成]
文/iconic
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