日本一の老舗シューケアメーカー「コロンブス」の全面協力、Begin & MEN’S EX特別編集で好評発売中の書籍『究極の靴磨き』から、その中身をピックアップしてご紹介する。今回のトピックは「乳化性クリームの正しい使い方」。知っているつもりで間違っていませんか?
月に一度の靴磨き【 手順の詳細 】
乳化性クリームを塗布する
[1]乳化性クリームをクロスに取る
クロスにクリームを取る。総量はコーヒー豆1粒分。指先には力を入れず指の自重だけで塗り込もう。履きジワはシワの流れに合わせるように。指先に引っ掛かりを感じたら完了だ。ワックスのみ表面に残った状態である。
[2]タンまで磨く
日々の脱ぎ履きでシューレースと擦れるタンの部分は色落ちなどの傷みが目立つ。羽根を優しく押し広げて、しっかりクリームを塗り込もう。色落ちが目立つ場合は色付きクリームを。それ以外は無色のクリームで十分だ。
[3]豚毛ブラシを掛ける
豚毛のブラシで余分なクリームを弾く。すでに解説した通り、ブラッシングの力加減は優しく、歯磨きの要領で。ミシン目や履きジワに溜まったクリームも意識してブラッシングしよう。ほどなく穏やかな光沢に包まれる。
[4]ポリッシュグローブで磨く
ブラシが点とすれば、面で磨くのがグローブの役割だ。これまでの作業と同様に力を入れず、手の自重だけで包み込むように磨いていこう。表面に塗布されたワックスが均一に伸び、見る見るうちに輝きが増してくるはずだ。
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―INDEX―
ChapterⅠ 頻度に応じた靴磨き
おろしたての靴磨き/履き終わりの靴磨き/週に1度の靴磨き/月に1度の靴磨き/半年に1度の靴磨き
ChapterⅡ 短時間でできる靴磨き
1分で光らせる/5分でツヤを出す/30分で鏡面磨きを完成させる
ChapterⅢ 上級者向けの磨きを極める
立体感を出す磨きを極める/アンティーク磨きを極める
ChapterⅣ トラブル対策
キズ編/カビ編/塩吹き編/クレーター編/シミ編
ChapterⅤ 磨きがいのある デザイン別 究極の靴カタログ10選
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