ナポリ人の手の感性が創造する3代続くナポリの〈ガラグローブス〉

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GALA GLOVES(ガラ グローブス)
ナポリ人の手の感性が創造する3代続くナポリの冬のエレガンス

「ガラ グローブス」のグローブ
8カ所を計測し、オンラインでビスポークが可能。上質なスエードとカシミアライニングを使用し、手首の内側はクラシックなボタン留め。ビスポークで€420。納期は約1ヶ月~。
Alessando Pellone

Alessando Pellone(アレッサンドロ・ペッローネ氏)
1971年生まれ。’90年に家業に加わり、2005年にガラ グローブス社を設立。伝統技法と素材への敬意を貫きながら、実直なモノ作りを守り続けている。

作り手の優しさと温かさがそのままグローブに表れる

ナポリ県カサヴァトーレは、空港からほど近い、ナポリ都市圏北側の小さなコムーネだ。周囲にセコンディリアーノやアルツァーノといった下町エリアが広がる、古くから職人の手仕事が根付いてきた地域である。この地を本拠とするのが、ガラ グローブスだ。1930年代にナポリ旧市街で始まった、家族経営の小さなアトリエが彼らの原点である。現在は3代目のアレッサンドロ・ペッローネ氏が、2005年より現社名でその伝統と精神を受け継いでいる。

繊細な手の感覚で革の伸びや厚みを確かめながら型紙を置く
繊細な手の感覚で革の伸びや厚みを確かめながら型紙を置く。ガラ グローブスのグローブ作りはここから始まる。

ペッローネ氏が最も重視するのは、革の表情と向き合う“始まり”の工程だ。張りやしなやかさを見極めながら、最もふさわしいラインを選び出す。その一手が、グローブの完成度を大きく左右すると、氏は語る。彼が生み出すグローブには、ナポリらしい自然体の優しいエレガンスが宿っている。過度な装飾に頼らず、使い手の所作にそっと寄り添うような佇まい。小さなアクセサリーの中に、時間を惜しまず注がれた技術と精神が凝縮されているのだ。

電熱式の金型に革をはめ、指のラインとカーブを整える
電熱式の金型に革をはめ、指のラインとカーブを整える。熱が革を柔らかくし、職人の指先が理想の形を導き出す。

「ナポリの製品には、揺るがぬ技術と生きた文化が息づいています。レ・マーニ・ディ・ナポリは、その誇りと責任を共有する場であり、世界に向けてそれを伝えていくために、職 人たちが想いをひとつにしたプロジェクトです。参加を通じて、私たちは経験や価値観だけでなく、未来へのビジョンまで分かち合えるようになりました。ナポリは創造性だけでなく、熟練、精密さ、スタイルに満ちた街です。その魅力をこれからも発信していきたいですね」

手縫いの美しさ
手縫いの美しさが、グローブの品格を支えている。
アレッサンドロ・ペッローネ氏

DATA
ペッローネ氏は、ナポリ人とは思えないほど常に穏やかな姿勢を崩さない紳士。その人柄を映したような誠実なモノ作りこそが、ガラ グローブスの魅力だ。ビスポークは€200〜。
Via Benedetto Croce 20, 80020 Casavatore
TEL +39 081 573 2422
URL:https://galagloves.it

 

撮影・コーディネイト・構成・文=藤田雄宏〈AFTERHOURS〉

[MEN’S EX Winter 2026の記事を再構成]

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VOL.348

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