1894年から、世代を超えて受け継がれるジュエリーの美学〈バルバルーロ〉

bool(false)

BARBARULO(バルバルーロ)
1894年から、世代を超えて受け継がれるジュエリーの美学

バルバルーロのジュエリー
上:ナポリを象徴する赤珊瑚、その中心でダイアモンドの星が輝く。金具は9KRGとスターリングシルバーのコンビ。€1250、下:翡翠と赤珊瑚、金具はスターリングシルバーによるオウムのカフリンクス。€800。
Cristiano Barbarulo

Cristiano Barbarulo(クリスティアーノ・バルバルーロ氏)
1970年生まれ。宝飾職人一族バルバルーロの5代目。2012年、伝統に現代性を融合させたカフリンクスでブランドを再構築し、大きく躍進させた。

ナポリを映す小さな装飾
カフリンクスの世界

レ・マーニ・ディ・ナポリでは唯一のジュエリーブランドとなるバルバルーロの創業は、1894年。5代目クリスティアーノ・バルバルーロ氏は2012年にブランドを再構築。現代性を融合させたジュエリーで、ナポリの伝統的なクラフツマンシップに新たな光を当てているジョイエッリエーレだ。経済学を学びつつ芸術的感性を磨いた彼は、唯一無二の作品を生み出してきた父ラッファエーレの精神を受け継ぎながら、主軸を「カフリンクス」に定めた。小さく、さりげなく、それでいて深い輝きを放つそのアクセサリーに、ナポリという街の美意識を凝縮させた。「小さなものが大きな光を放つ」という哲学のもと、職人の手で一点一点丹念に仕上げられる作品は一躍大人気となり、世界40ヶ国以上で愛されるまでになった。

工房の様子
僅か1メートル四方の工房から芸術的作品が生まれる。

19世紀後半から20世紀初頭に整備された上流階級の住宅街、ピアッツァ・アメデーオに構えるブティックには、バルバルーロ家が蒐集してきたアンティークのカフリンクス、そして現行の名品が並ぶ。2024年にはイタリアにおける芸術的手仕事の最高栄誉「マエストロ・ダルテ・エ・メスティエーレ」に選出された。

「マエストロ・ダルテ・エ・メスティエーレ」のメダル
芸術性・伝統・文化的意義を備えた職人に贈られる最高栄誉称号「Maestro d’Arte e Mestiere(マエストロ・ダルテ・エ・メスティエーレ)」を2024年に受章。イタリアでは文化勲章に相当する名誉だ。

クールに見えて心は熱いクリスティアーノ氏はこう語った。

「情熱をもって手を動かし続ける人々に、正当な評価を与えてほしい。ナポリにはまだまだ数えきれないほどの才能が眠っています。レ・マーニ・ディ・ナポリの取り組みが、静かに腕を振るう名匠たちの存在を照らすきっかけになってほしいですね」

バルバルーロ

DATA
ピアッツァ アメデーオから小径を入ったところにブティックを構える。奥に小さなアトリエがあり、職人の精緻な仕事を誰でも見学可能だ。
Piazza Amedeo, 16/i Passeggiata Colonna 80121 Napoli
TEL.+39 081 403512
URL:https://www.gemellidapolso.it

 

撮影・コーディネイト・構成・文=藤田雄宏〈AFTERHOURS〉

[MEN’S EX Winter 2026の記事を再構成]

2025

VOL.348

  1. 1
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
pagetop