[2025年春夏]
身だしなみを格上げする「新作本格靴」押さえておくべき5傑
一流タンナーから厳選した最高級の革、ぴったりと足を包み込むラストメイクの技術力、手作業を惜しみなく注入したデザイン力etc.。
整った装いの足元にそれ相応の品格を求めるなら、一流と言われる本格靴ブランドの一足を選ぶべき。いずれも超一流ブランドの豊かな表現力が凝縮された5傑。一流の感性を纏った一足からは、静かな存在感が漂い、装いにひと味違うアクセントをプラスできる。
新作本格靴1:BERLUTI(ベルルッティ)
ビスポークの意匠を随所に纏った艶色ホールカット

ベルルッティにしては珍しいグッドイヤーウエルト製法による新作は、コバ部分のウェルトの出し縫いステッチを隠すブラインドウェルトを採用することで、エレガントな雰囲気が漂う。先端が丸みを帯びた木型「エキリーブル」の爪先には、英国風のブローグがパンチングで表現され、縫い目のない一枚革から作られたミニマルなスタイルに、美しいパティーヌ仕上げを施したヴェネチアカーフが艶やかに映える。ビスポーク靴に多用されるヒドゥンチャネルや逆半カラス仕上げのアウトソールの意匠からも、一流ブランドらしい繊細さと精度が要求される技術力を存分に味わうことができる。40万8100円(ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
( Check! ) 高級感のあるフィドルバック&逆半カラス仕上げ


[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成]
※表示価格は税込み