
BMWの裾野を広げた1シリーズの4世代目が登場
絶妙なサイズ感と価格設定、それでいてダイナミック感ある走りが楽しめるモデルとして支持されているコンパクトカーがBMWの1シリーズ。初代1シリーズが2004年に登場し、BWMユーザーの裾野を広げた。それから20年。今年10月にBMWジャパンが第4世代目となる新型1シリーズを発表し、11月1日から販売を開始した。
日本市場に導入されたのはスタンダードモデル「120」と、Mパフォーマンスモデル「M135 xDrive」の2モデル。車両価格は前者が478万円、後者が698万円となっている。
新型1シリーズのトピックスは、まずBMWの象徴といえるキドニーグリルの意匠が変更されたこと。スタンダードモデルである「120」のグリルの造形には両サイドから下方向に向かう斜めフィンが追加され、スタイリッシュさを増している。また、同じくスタンダードモデルに48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されたことにも注目したい。最高出力156ps、最大トルク240Nmを発生する高効率な1.5L直3ツインパワーターボエンジンを、モーターがアシストすることでさらに力強い走行フィールを手に入れている。
一方の「M135 xDrive」には、最高出力300ps、最大トルク400Nmを発生する2L直4ツインパワーターボエンジンを搭載し、これにMスポーツブースト機能付き7速ダブルクラッチトランスミッションと、4輪駆動システムのxDriveを組み合わせた、走行性能を高めたモデルに仕立てられている。
インテリアは、メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させたBMWカーブドディスプレイを採用。シフトレバーを廃止し、センターアームレストにスイッチ類をまとめることで、操作性を高めつつ、モダンな印象を高めている。
最先端の先進安全機能ドライビング・アシストを搭載。ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能やストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロール、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを標準装備し、運転を支援するとともに安全性を高めている。