東京・虎ノ門にある「ホテル虎ノ門ヒルズ」が開業1周年を迎えた。同ホテルの1階に入るのが「ル・プリスティン東京」だ。こちらは、長年ミシュランの星に輝くオランダ出身のシェフ、セルジオ・ハーマン氏が展開するレストラン＆カフェ。ベルギー・アントワープ本店に続く2号店として、2023年12月にオープンした。
「ル・プリスティン東京」で味わえるのは、ハーマン氏が“NEW ITALIAN”と称するオリジナルスタイルの料理。シェフゆかりの地であるオランダ・ゼーラント地方の伝統に敬意を払いながら、純粋なイタリア料理を昇華させたものだ。メニューの中でもひときわ目をひくバリエーション豊かな魚介類の料理はシェフが得意とするところだ。
「父が元々、シーフードレストランを営んでいました。その環境、地域で育った私にとってシーフードを使うのはごくごく普通のことなのです。そして、柑橘類。私は、故郷でもたくさんの柑橘類を使って料理をしてきました。一方で、日本に来てみて、シーフードもそうですが、とにかく新しいものばかり。だから、すべてが面白いです。特にウニはナンバーワン！世界で一番だから、信じられない。あと、牡丹海老も素晴らしい。とっても新鮮だと感じました。日本の魚は味に深みと旨味があると思います」とハーマン氏は語る。
本店のスタイルやメニューを踏襲しつつ、日本の食材、日本人の好みに柔軟に対応しているのがハーマンシェフの特徴だ。 「食材の味が違うから、日本人の味のパレットも違うと感じます。だから、私はまず、日本の皆さんが、何を好み、何を好まないかを知りたいと思いました。東京では、私のシグネチャー料理も出しますが、日本ならではの味や食材を使った新しい料理も考えたい。醤油やワサビはヨーロッパにいるときから知っていましたが、日本に来てみると全くの別物。日本料理のDNAをより深く掘り下げたいですね」
また「食」だけでなく、「ファッション」「デザイン」「アート」「音楽」の５つのエレメントからなる新感覚の「没入型ガストロノミー」体験もこのレストランの魅力である。
「デザイン、アート、音楽、ファッションはいつも私のレストランにあります。照明も食器もグラスも全部オリジナル。自分のレストランのためにデザインしたものです。だから、私たちのレストランでは、音楽やインテリアを含めて、全体の雰囲気やエネルギーのようなものを感じてもらいたい。ファインダイニングだけど、ファインカジュアルでいい。スタイリッシュでクラシックもいい。でも、堅苦しくある必要はないと思います。レストランはもっとモダンで、もっとオープンで、笑顔があふれる空間であるべきだと思っています。そして、ここで味わった感動や楽しさをたくさんの人々が話題にしてくれることを期待しています」。まさに唯一無二の食体験が「ル・プリスティン東京」では味わえるのだ。
2024年のクリスマスは、ベルギー・アントワープの「ル・プリスティン」本店、東京、そして今年10月に「グランド ハイアット シンガポール」内にオープンした「ル・プリスティン シンガポール」のオリジナルディッシュを揃えた、三都市の魅力を楽しめる唯一無二のスペシャルディナーコースが用意される。
アペリティーボの一品には、アントワープのスピリッツを感じる缶に入ったプレゼンテーションがユニークな「牡丹海老 フォアグラ サワーソップ キャビア」を。甘みがあり濃厚な手長海老にコーヒーで独特の旨味を加えたラビオリは、シンガポール店のオリジナルディッシュだ。
メインの鹿肉の炉端焼きは、ホテル開業時に提供していた逸品を復刻。柔らかくローストされた北海道産鹿肉の濃厚な旨味を、鹿のフォンで作る深みのあるソースでいただくという内容。
その他の【クリスマス ディナー メニュー】のお料理（画像５枚）
ピッツェッテ あか牛 ストラッチャテッラチーズ 黒トリュフ
“タルタルステーキ” ハマチ ロブスター ハラペーニョ サジー
ヴァン・ジョーヌ カスタード ムール貝 雲丹 フェンネル ビエルジュ
ラビオリ ほうれん草 手長海老 ンドゥイヤ リコッタチーズ コーヒー 海苔のムースリーヌ
パンナコッタ バニラ 苺 トンカ ピンクペッパー
また、料理との相性を計算しつくしたドリンクとのペアリングもル・プリスティン独自の魅力。エグゼクティブソムリエ／ビバレッジディレクターの森 覚さんによる特別なワインペアリングがクリスマスメニューをより一層引き立ててくれるのだ。ホテル開業1周年を祝う豪華食材を使用した贅沢な逸品を引き立てるユニークなペアリングも取り揃え、ギフトスイーツにはホームパーティーを盛り上げる「ル・プリスティン パネトーネ」も初登場する。
アペリティーボの牡丹海老には、お祝いのひとときにふさわしい「ボランジェ シャンパーニュ ブリュット スペシャル キュヴェ」で華やかなスタートを。
さらに、ノンアルコールのペアリングには、日本でル・プリスティン東京のみで提供しているベルギーのプレミアムノンアルコールドリンク「Botan（ボタン）」を用意。ハーブや花を丁寧に蒸留し、人工添加物や保存料を一切使用せず作り上げた、絶妙なボタニカルスピリッツだ。
まだ、クリスマスの食事をどこにするか決めかねている方はぜひ「ル・プリスティン東京」へ足を運んでみることをお勧めしたい。
価格：5コースメニュー（アペリティーボ 2品含む） 2万3300円
ワインペアリング 1万3200円
ノンアルコール ペアリング 6600円
期間：2024年12月20日（金）～ 26日（木） 18:00 ～ 23:00 （L.O. 21:30）
※要予約。ご来店日24時間前まで。
※記載の税込価格に、15％のサービス料が加算。
※記載の税込価格は1名様料金。
※メニュー内容は仕入れなどの状況により変更になる場合あり。
「フェスティブカクテル – パインクーラー」 も登場！
ル・プリスティン東京1周年を記念して、特別にアレンジした期間限定のフェスティブカクテルにも注目したい。こちらはアントワープ本店で人気の「パインクーラー」をリメイクし、ベルギーのチェリービールに代わりシャンパーニュを使用することで、より洗練された味わいに仕上げたもの。
洋梨とチェリーリキュールの自然な甘さに、パインハニーの優しい温かみを加え、シャンパーニュを注ぐことでカクテル全体に上品さをもたらしているのが特徴だ。さらに、フレッシュバジルとアマルフィ産レモングラニータが爽やかなアクセントとなり、一口ごとにイタリアのエッセンスを感じられる贅沢な一杯となっている。
クリスマスカラーを取り入れた美しいグラデーションが華やかな、まさにフェスティブシーズンにふさわしいこのカクテルで、特別な夜を楽しみたい。
価格：1870円
期間：2024年12月1日（日）～ 26日（木）
※記載の税込価格に、15％のサービス料が加算。
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ル・プリスティン東京
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