1829年、シャンパーニュ地方アイ村に創設されたシャンパーニュメゾン「ボランジェ」。今なお家族経営を続けており、シャンパーニュ文化を継承する老舗メゾンだ。その特徴はなんといっても核となるピノ・ノワールの使い方にある。ピノ・ノワールはボランジェスタイルの重要な柱の一つであり、メゾンはこのブドウ品種からその名声を築いてきた。
同メゾンのピノ・ノワールが栽培される自社畑のうち実に80%がグラン・クリュとプルミエ・クリュから構成される。上質なブドウが生み出す香りとエレガンスを活かし、独自のスタイルを確立してきたのだ。また、1884年から英国王室御用達を拝命。映画「007」シリーズとの40年以上にわたるパートナーシップを結んでいることでご存じの読者も多いだろう。
そんなボランジェのライナップのなかで、革新的な1本として位置づけられるのが、ピノ・ノワール100%(ブラン・ド・ノワール)のPNコレクションだ。毎年、新しいヴィンテージごとにメインとなるクリュが選ばれ、メゾン・ボランジェのブドウ畑とワイン造りの職人技の新たな解釈が加えられて造られているシリーズだ。PNコレクションの決め方は、非常にユニーク。ワイナリー内でいくつかのチームに分かれ、チームごとにブレンドを提案。ブラインドテイスティング後に全員投票でどのボトル(ブレンド)にするかを決めるのだという。
今回、PNシリーズ5作目となる「PNV Z19」がリリースとなり、東京・銀座にある「ESPRIT C. KEI GINZA」にて「PN VZ19」をメインとしたボランジェのペアリングメニューがスタートする。
「ESPRIT C. KEI GINZA」はアジア人初の仏版ミシュラン三ツ星を獲得した小林 圭シェフが「美食の研究所」と位置付けるレストランだ。「伝統と新しさが共存し、多様な食文化が楽しめる東京・銀座で、フランス料理の域を越え、自由な発想で美食の革新を追求するレストランをつくりたい」という哲学に基づき、小林シェフと和菓子屋「とらや」のコラボレーションによって生まれた。
時代の最先端をいくシェフがプロデュースする美味とのペアリングを経て、ボランジェのさらなる魅力を体感できることだろう。ャンパーニュの伝統を脈々と受け継いできたボランジェのエレガントな味わいと、小林 圭シェフの伝統を重んじながらも革新を追求した料理との饗宴にどうぞご期待を!
ESPRIT C. KEI GINZA & CHAMPAGNE BOLLINGER
期間:11月19日(火) ~ 11月30日(土)
場所:ESPRIT C. KEI GINZA
住所:東京都中央区銀座7-8-17 虎屋銀座ビル11階
TEL:03-6274-6611
内容:ソムリエが特別に選んだボランジェ・ペアリングセット 1万6500円(税込、サービス料別。ドリンクのみの価格で、料理は別。)。料理はご希望に合わせ、品数や内容などレストランより提案。