
ウイスキーラバーの多くは、シングルモルトウイスキーを飲む際は、ストレートやロック、ハイボールが多いのではないだろうか。特に食事と合わせるとなると、大多数の方がハイボールで愉しんでいるのでは?と想像する。
今回、シングルモルトウイスキーのザ・グレンリベットが渋谷にあるブティックホテルTRUNK(HOTEL)のメインダイニングTRUNK(KITCHEN)とタッグを組んで、新たなウイスキーの愉しみ方を提案してくれる“ペアリングメニュー”を発表。同レストランでも初めてというウイスキーとコース料理とのマリアージュ、その魅力をご紹介しよう。

スコットランドのスペイサイド地方にあるリベット渓谷で、1824年に英国政府公認蒸留所の第一号として誕生したザ・グレンリベット。“はじまりのシングルモルト”として、スペイサイドウイスキーの代名詞であるフルーティでフローラルなスタイルの礎を築きあげている。
そんなザ・グレンリベットと合わせる料理は、TRUNK(HOTEL)のメインダイニング「TRUNK(KITCHEN)」による旬の素材を様々な調理法で仕上げたもの。ザ・グレンリベットの12年、14年、15年、18年を食事に合わせてカクテルやハイボール、ストレートなど6種類で提供される。

「シングルモルトをストレートで飲むという愉しみ方はもちろんですが、今回のペアリングでは“新しい発見”“新しい愉しみ”を体験していただきたく、あえてウイスキーカクテルを中心にしました」と語るのはシーバス・ブラザーズ社アンバサダーのサイモン・ダーヴェニーザさん(写真左)。今回のペアリングのカクテルはバーテンダーの経験もあるサイモンさんならではのウイスキーの愉しみ方提案なのだ。

例えば、1品目の冷たい前菜「渋谷ブッラータのタルティーヌ」には、ザ・グレンリベット12年をベースに使ったカクテル「サマーカップ」を合わせた。華やな香りのザ・グレンリベット12年の個性を生かしつつ、イチゴ、フィノシェリー、シャンパンヴィネガーを合わせて、最後に炭酸水で割ったもの。爽やか、かつフルーティな味わいが、コクのあるオイリーなブッラータチーズを引き立てる。

温かい前菜の「筍グリル アーモンドと花椒のアクセント」にはカクテル「ザ・グレンリベット15年 フレンチオーク・リザーブ カカオ前割り」を。「ザ・グレンリベット15年 フレンチオーク・リザーブ」にカカオニブを漬け込み、前割り(一晩水と合わせて寝かせた水割りスタイル)したカクテル。筍の香ばしさ、アーモンド、そして花椒のスパイシーさを、ほのかにカカオの香りが立ち上るカクテルが優しく包み込んでくれる。
そのほかのメニューはこちら(画像5枚)

“はじまりのシングルモルト”として、完成された味わい、そして常に進化を続けてきたザ・グレンリベット。ストレートだけでなく、ウイスキーカクテルとして、酸味や甘み、苦みを自在に表現する。食事と合わせることで、その魅力、そして、味わいの奥深さ、愉しみ方がいっそう広がるのだ。ウイスキーラバーのみならず、グルメ通にも新たな発見をもたらしてくれるペアリングメニューをぜひご堪能あれ。
特別メニューの提供は7月31日(月)まで。
場所:TRUNK(KITCHEN) 東京都渋谷区神宮前 5-31
価格:コース1万5000円(税・サービス料込)
ペアリングコースの予約はTRUNK(KITCHEN) TEL 03-5766-3202(※電話予約のみ。予約希望日の2日前まで)TRUNK(KITCHEN)はこちら