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─塗─
ハケを重ねる度に増してゆく存在感

漆を何度も重ねる伝統的な塗りの技を用いた竹むらの焼き海苔箱は素朴な木造りがリッチで存在感のある佇まいへと高められている。

そしてスタイリッシュなフォルムのこちらのIwatemoの鉄瓶にも注目したい。フィンランドの有名デザイナーによるモダンなフォルムが南部鉄器の伝統的な鋳込みにより、形づくられているのだ。

TAKEMURA
竹むらの「すりうるし仕上げ焼き海苔箱」

竹むらの「すりうるし仕上げ焼き海苔箱」

老舗蕎麦店にて採用される知られざる逸品
浅草の蕎麦道具漆器専門店「竹むら」。同店の焼き海苔箱は、都内の名だたる老舗蕎麦店にて使用される知る人ぞ知る逸品だ。江戸漆器の流れを汲む、すりうるし仕上げが東京の職人によって施されている。幾重にも塗り重ねられることで汚れが目立たず存在感も増す。1万780円(合羽橋 竹むら漆器店)


IWATEMO
イワテモの「iron kettle S-HK」

イワテモの「iron kettle S-HK」

南部鉄器の技法と北欧の感性が融合
フィンランドの名デザイナーHarri Koskinenによるデザインを南部鉄器の伝統技法を活かし製作。美しいシルエットを実現するため約1500℃に熱した鉄を鋳型に流し込む「鋳込み」を中心に、鋳型づくりから 仕上げまで数十工程にわたり、高度な技術が用いられて岩手の職人により作られている。400ml 2万4800円(iwatemo)



[MEN’S EX Winter 2023の記事を再構成]
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