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メタバースだからこその世界観と人間関係

イベント終了時の質問タイムで、案内役を務めた“うがさん”は「VRを用いた仮想空間での体験は、紙面や映像などの平面的な世界で見るよりもリアルで、身近に感じることができると思います。それによって、ペットボトルといった日常の小さいことに対しても、意識を高めることができるのではないでしょうか」と語っていた。

日産は昨年2月に行われたバーチャル展示会「クロスマーケット」からVRChat上での活動を続けており、今後は今回のようなイベントのみならず、VRChat上での新車発表会も視野に入れている、とも話してくれた。

メタバースの魅力は多いが、なかでも今回のイベントを通して改めて感じたのは、人との距離感が現実と比べかなり近いということだ。メタバース上でユーザーはアバター(操作するキャラクター)として存在する。ユーザー同士のコミュニケーションは声や身振り手振りを使って、(本来の)外見にとらわれることなく進められる。そこには年齢や性別の壁もない。そのため、知らない人同士がすんなりとコミュニケーションすることができるのだ。

今回のイベントでも、20名の参加者に加え数名のスタッフがいたが、イベントが進むごとに自然と会話が始まり、イベントが終了しても集まって会話していたほどだ。また、取材に来ていた記者は「こんな大人数がインタビューに答えてくれるなんて! リアルじゃありえない」と、インタビューに答えてくれる人の列を見ながら言っていた。

ますます盛り上がりを見せるメタバース、そして日産が行うこれからの活動にも注目していきたい。なお、イベント参加者のコメントや写真はツイッターの、「#日産あんばさだー」にて見ることができる。

イベント終了後の記念撮影
イベント終了後には記念撮影も行われた。
記者によるインタビューの様子
記者によるインタビューの様子。中央にいる赤い髪のアバターが記者。

文・編集・写真/iconic

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