伝統のクラフトマンシップと巧みに調和した最新システム

充電ポートが備わるエクステリアは、フロントフェンダーの「Hybrid」バッジや楕円形クアッドテールパイプを採用。フライングスパーが備える、エレガントなスタイルをそのまま踏襲している。そしてホイールは20インチを標準装備、オプションでスポーティな21インチやゴージャスな22インチに変更が可能だ。ボディカラーは標準7色と60色以上のオプションに加え、マリナー(カスタマイズ部門)で好みの色もオーダーすることができる。グリルやウィンドウフレームなどのメッキパーツは、全てスポーティーなブラックへと変更可能だ。

職人の手で仕立てられるエレガントなインテリアも従来どおりの秀逸な仕上がり。レザーシートや、ダイヤモンド調にカッティングされたメタルパーツはもちろん、スマートフォン連携可能な12.3インチのインフォテインメントシステム、ナビ表示可能なデジタルメーターなども装備されている。

ベントレーは「ビヨンド100」に則り、工場のカーボンニュートラル化などの環境負荷低減を進めており、2025年にはブランド初のEVモデルを発表する見通しだ。フライングスパー ハイブリッドは、その序章となるモデルである。なお、価格はV8モデルの70万円高の2420万円となる。
文・編集=iconic 写真=ベントレー モーターズ ジャパン