IWC(アイ・ダブリュー・シー)
ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ
堂々とした大型ケースでゆったりと時を刻む
コレクション名は、イタリアの港町の名に由来する。海辺のリゾート地で過ごす緩やかな時の流れを、大型のケースと大きく余白を残すダイヤルとで表現した1984年製モデルがルーツである。その雰囲気を受け継ぐクラシカルエレガントな外観に、8日巻きの自社製ムーブメントを搭載。その残量を示すパワーリザーブ計が、アシメトリックなアクセントとなり、ちょっとユニークな表情を作り出した。手巻き。径45㎜。18KRGケース。アリゲーターストラップ。200万円(IWC)
MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)
デイト
独創的日付表示は、前にも後ろにも調整可能
19世紀の偉大な時計師の名を継ぎ、当時と同じ手仕上げで製造。最上級の仕上げに加え、機構も独創的。ダイヤル外周で回るフレームが数字を囲んで今日の日付を示す、今までにない機構を考案した。日付表示と針とが重ならず、互いの視認を邪魔しない。手巻き。径41mm。18KRGケース。アリゲーターストラップ。450万円(モリッツ・グロスマン ブティック)
MONTBLANC®(モンブラン)
ヘリテイジ オートマティック デイデイト
ビジネスシーンに効くフルスペルの曜日表示
中央をサンレイ、外周をグレイン仕上げとしたダイヤルは、傘下に置くミネルバ社がかつて製作していたモデルが規範。シルバーに浮き立つブルーの秒針が、美しい。12時位置に扇形の巨大な窓を配し、フルスペルで曜日が示され、視認性と実用性にも優れる。自動巻き。径39mm。SSケース。アリゲーターストラップ。28万5000円(モンブラン コンタクトセンター)
ROLEX(ロレックス)
チェリーニ ムーンフェイズ
天体の神秘をダイヤルに優雅に写し取る
ドレッシィな外観が他のロレックスのコレクションと一線を画する。6時位置には独自のムーンフェイズを装備。メテオライト製の満月を配したブルーエナメルのディスクが回転し、太陰周期を示す。0時になると、センターの針が動き日付を示すメカニズムは極めて精巧で、いかにもロレックスらしい。自動巻き。径39mm。18Kエバーローズゴールドケース。アリゲーターストラップ。257万3000円(日本ロレックス)
[MEN’S EX Spring/Summer 2021の記事を再構成]
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