本格眼鏡とは? なぜ本格眼鏡が必要なのか? どんなブランドがあるのか? を一冊で網羅する『本格眼鏡大全』が発売に。1000本ものフレームが掲載された本書から、ここでは国内外の本格眼鏡ブランドをピックアップしてご紹介する。
Ray-Ban(レイバン)
サングラスの歴史を作り伝説的モデルを数多く創出
眼鏡に詳しくない人でもレイバンの名は、一度は耳にしたことがあるだろう。そのルーツは1920年代にアメリカの光学メーカーであるボシュロム社が、アメリカ陸軍航空隊の依頼により開発した、世界初のパイロット用サングラスにある。
このサングラスは’30年に制式採用され、’36年に市販化された。’37年からレイバンというブランド名で販売。「アビエーター」と呼ばれるメタルティアドロップは、サングラスの元祖となり、品番RX6489の「アビエーター」のように今なおアップデートし続けている。
他にも、’52年に誕生した「ウェイファーラー」は『ブルース・ブラザーズ』をはじめ、数多くの映画で使用され、ファッションアイテムとしてのサングラスという新境地を切り開いた。’86年に誕生した「クラブマスター」は、ブロウタイプのサーモントで、ミュージシャンなど多くのアーティストが愛用している。また、自然な色調が得られるグリーンのサングラスレンズ「G-15」や偏光レンズ、調光レンズ、特殊強化処理など、レンズ技術の基礎も築いてきたのだ。
’99年からはイタリアのルックスオティカの傘下となり、生産も同国へ移り、2001年からオプティカルラインが誕生する。近年はカーボンファイバーや特許取得のポリマー素材「ライトフォース」など、積極的に次世代素材を採用。サングラスの歴史を作り、伝説的モデルを数多く生み出したレイバンは、先進的な素材と技術を駆使して、今なお進化し続けている。王者と呼ぶに相応しいブランドだ。
Ray-Ban(レイバン)
BRAND INFO
創業年/1937年
創業者/ボシュロム社
現在地/イタリア・ミラノ
問い合わせ先/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス
TEL:03-3514-2950
ロゴはオリジナルの証明
サングラスのレンズに刻まれた「Ray-Ban」のロゴは、オリジナルであることの証。“ロゴを消したくないからレンズを交換しない”というユーザーもいるほど、重要なポイントなのだ。