この機構が凄い!
Point 1
メンテナンス性の高いデタッチャブル構造
一番車(香箱)を中心とした巻き上げ機構、テンプを中心とした調速機構、2つのモジュールへの分離を可能とする「デタッチャブル構造」を採用。メンテナンス性に優れるのみならず、キャリッジの軸の位置決めがしやすくなり、計時の精度をアップさせる。
Point 2
キャリッジの軸受けのボールベアリング
ムーブメント内の軸受けに備わる13個のボールベアリングのうち、キャリッジの軸受け用のものは世界最小。これらは長野県の電子機器部品メーカー「ミネベア」が開発した工業用ボールベアリングであり、これによって耐久性・耐衝撃性が劇的に向上した。
Point 3
ジャーマンシルバー
銅を50〜70%、ニッケルを5〜30%、亜鉛を10〜30%配合した銀白色の合金。日本では「洋銀」「洋白」の名でも知られる。時計業界では19世紀以降、おもにドイツ製高級時計のムーブメント受けや地板に採用されてきたが、日本製品に使われることはほぼない。