この機構が凄い!
Point 1
一方が1分間で他方が30秒で1回転
トゥールビヨンは幅が広いU字型のフレーム内の垂直軸により30秒で1回転する。さらにキャリッジ内にある水平軸により、1周1分で回転。方向と速度が異なる2つの回転で、重力の影響から、より確実に逃れる。カーブしたケース下側の開口部からも、動きが見える。
Point 2
レバーで前後に日付が調整できる
日付調整専用のレバーを、ケース左に装備。上にスライドさせると1日進み、下方向に操作すると戻る。前後に調整できる日付表示は、極めて便利。感覚的に操作できるレバー式としたのも、秀逸である。日付表示は、時刻表示の針と重なることなく、双方が見やすい。
Point 3
約5日間のパワーリザーブ
ムーブメントの直径のほぼ半分の大きさの巨大な香箱を備え、2方向に回転するバイ-アクシス・トゥールビヨンを約5日間にわたって正確に駆動させる。そのオープンワークされたパワーリザーブ計も、時刻と日付の各表示から切り離され、高い視認性を保持している。