>> この記事の先頭に戻る

W460型
1979年に登場したW460型。ベースはダイムラー傘下のシュタイア・ダイムラー・プフが製造していた軍用車両。

前身とされるヘビーデューティモデルは第2次世界大戦以前にラインナップされていたが、ゲレンデヴァーゲンが登場するまでに間が開いていることもあり、直接的な系譜として繋げるには少々無理がある。

W460型
実用車としての使い勝手が考慮されたW460型のインテリア。

いずれにしても、デビュー当初は今のようなラグジュアリーは想定しておらず、質実剛健にターゲットを絞っていたし、開発担当も商用車部門という区別がされていた。

W460型
ショートホイールベースとロングホイールベースを基本に、バンやピックアップなどもラインナップされていた。

言うまでもなく、オフロード走破性を極めるためのハードウェア採用を前提とし、ラダーフレーム、パートタイム4WD、前後リジッドサスペンションといった、トラックライクな実用一辺倒の内容となっていた。乗り味も、もちろん商用車的だが、道なき道を進んでいく最適解といわんばかりの設えは、オールマイティさも備えていた。

ところが、メルセデス・ベンツブランドの一員として目を付けられ、生産しやすくグランドクリアランスを確保するためにシンプルにしたフォルムが、ほかの乗用車やラウンドフォルムが流行していたSUVと比べ、新鮮さを感じさせたこともあり、稀有な存在として注目を浴びることになる。しかし、Vクラスがいくら手直しをしてもラグジュアリーを極め切れないのと同様に、いや、それ以上に、Gクラスは頑なにデビュー当初のコンセプトを貫きとおしていた。

W463型
1990年にW463型へモデルチェンジ。サスペンションの仕立てなどに手が加わっている。

しかし、マーケットが求めるのはもはや実用車ではなく、メルセデス・ベンツのスゴイヨンクだ。その期待に応えようと1990年にW463型をリリースする。

W463型
W463型ではオーバーフェンダーや乗降性を向上させるサイドステップなどが備わっている。

インテリアはずいぶんと乗用車的になったが、基本設計は旧来と大きく変わっていない。フルタイム4WDの採用がトピックとして挙げられる程度で、走りについての評価は激変と言われるまでには変わっていなかった。

<p>2011年時のインテリア。基本的なデザインは、セダンなどの他モデルと同様に仕立てられている。</p>

2011年時のインテリア。基本的なデザインは、セダンなどの他モデルと同様に仕立てられている。

<p>2014年に期間限定で販売されたG63 AMG 6×6。特殊車両開発の技術を用いて、悪路走破性を極限まで高めているという。日本向け生産枠は5台、価格は8000万円だった。</p>

2014年に期間限定で販売されたG63 AMG 6×6。特殊車両開発の技術を用いて、悪路走破性を極限まで高めているという。日本向け生産枠は5台、価格は8000万円だった。

<p>2018年4月に登場した旧型Gクラス最後の特別仕様車、ヘリテージエディション。日本限定で、それまでの歴史で特に人気の高かった5つのボディカラーを採用している。G350dをベースとし、価格は1190万円だった。</p>

2018年4月に登場した旧型Gクラス最後の特別仕様車、ヘリテージエディション。日本限定で、それまでの歴史で特に人気の高かった5つのボディカラーを採用している。G350dをベースとし、価格は1190万円だった。

<p>2018年に約40年ぶりにモデルチェンジを果たした現行Gクラス。デザインテイストやラダーフレームなど、Gクラスらしさは継承しつつ、最新技術が取り入れられている。価格は1237万〜2194万円。</p>

2018年に約40年ぶりにモデルチェンジを果たした現行Gクラス。デザインテイストやラダーフレームなど、Gクラスらしさは継承しつつ、最新技術が取り入れられている。価格は1237万〜2194万円。

  1. 2
3
LINE
SmartNews
無料会員登録
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
pagetop