【意味】競争相手と対等な地位にいること。
【用例】ここ10年で、わが社は最大手と肩を並べるまでに業績を伸ばした。
【意味】気分を損ねていじけたり、ひねくれたりすること。
【用例】あの取引先、一度つむじを曲げるとリカバリーが効かない。
【意味】なるほどと納得したり感心したりすること。また、名案がひらめいたときの様子。
【用例】上司のわかりやすい解説に膝を打った。
【意味】心がすっきりと晴れやかになること。
【用例】理不尽な要求に毅然と対処する先輩を見て、胸がすく思いだった。
【意味】予算や収入に対して支出が上回ってしまうこと。
【用例】あのプロジェクトは想定外のコストで足が出てしまった。
【意味】ものごとに対して興味を惹かれること。
【用例】限定モデルの発売に思わず食指が動いた。
【意味】不快な気持ちになること
【用例】相手の非常識さに眉を寄せた。
【意味】ひどく疲れた様子。
【用例】急な坂道を顎を出して登った。
【意味】頭の回転が速いこと。判断が素早く、抜け目のないこと。
【用例】彼は相手からの難問に対して、目から鼻に抜けるような回答をした。
【意味】無愛想で冷淡な態度。
【用例】新規顧客獲得を目指して営業に赴いたが、木で鼻をくくったような対応だった。
ビジネス関連でもしばしば使われるこれらの慣用句は、字面だけでなく意味までしっかり理解して使いこなせるようになっておきたいところ。「×触手が動く→○食指が動く」のように間違って覚えていないか確認するためにも、今一度総ざらいしておきたい。
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構成・文／小曽根広光
