そして、パンツはベルトレスで“引く”
シャツを主役にしてアイキャッチを作ったら、パンツは逆にミニマルなベルトレスを合わせてメリハリをつけてみよう。腰回りがスッキリとクリーンな印象になり、格調がさらに高まるはずだ。アジャスターのデザインにもこだわるとなおよし。
夏こそ、腰回りの微差にこだわるべし

左:MARCO CERRATO / マルコ チェラート
ナポリの気鋭ビスポークパンツメーカーが手がける既製品。手縫いや手作業のアイロンワークが多用され、脚に沿ってカーブしたラインを描く。細すぎず太すぎずの正統シルエットだ。ピストル型のアジャスターがアクセント。16万円(日本橋三越本店)
中:ROTA / ロータ
クラシックトラウザーズの大家として知られるロータ。こちらはシルエットを適度にスリム化して穿きやすくモダナイズした一本だ。直線的で小ぶりなアジャスターと、細いウエストバンドがミニマルな印象を醸し出している。5万1000円(ストラスブルゴ)
右:AMBROSI / アンブロージ
世界的人気を博すナポリの名門。黒のウールギャバジンを採用した個性派だ。アジャスターなしだが、ウエストバンドが太めで適度に主張あり。ゆとりのある腰回りから美しくテーパードさせたラインも印象的だ。9万3000円(ブライズランズ&コー)
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年6・7月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)