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「ヴィットピレン701」は、2018年に発売されたロードタイプのスポーツモデル。エンジンは692.7ccの水冷単気筒で、クロモリ製鋼管を複雑に組み合わせたトレリスフレームに搭載する。見た目はかなりスマートで、フルカウルのスポーツモデルとは一線を画したヨーロッパの街に似合いそうなデザインだ。

スリムな単気筒エンジンを囲むような設計のトレリスフレーム
スリムな単気筒エンジンを囲むような設計のトレリスフレーム。エキゾーストパイプの取り回しも特徴的だ

そのデザインはかなり個性的。ロゴの部分がせり出した立体的な造形のタンクに、かなり高い位置に設置されたシート、そしてその後端はかなり短く切り詰められている。エンジンを中心に重量物を集め、重心から離れた部分はできるだけ切除したようなルックスだ。ハンドルはスポーツモデルらしく、低いセパレートタイプだが、両端はかなり広がった独特の形状。

ユニークな形状のガソリンタンクに、830mmとオフロードバイク並に高いシート
ユニークな形状のガソリンタンクに、830mmとオフロードバイク並に高いシートが目を引く
幅の広いセパレートハンドルの中央にメーターを配したコックピット
幅の広いセパレートハンドルの中央にメーターを配したコックピットも他に類のないもの

個性的だが操る楽しさに溢れた走行性能

またがってみても、そのライディングポジションはかなり個性的。着座位置はかなり高めだが、ハンドルを握ると予想外に前傾姿勢はキツすぎず、街中で乗っても腰が痛くなることはなさそう。ただ、他に類のない乗車姿勢なので、走り出すまではどう操るのが正解なのかがわからず、やや戸惑ってしまった。

ハスクバーナの走行シーン
着座位置やステップは高いが、ハンドル形状が絶妙で前傾はキツすぎない
<p>最高出力は75PSで最大トルクは72Nm。重量は157kgと排気量の割に軽量だ</p>

最高出力は75PSで最大トルクは72Nm。重量は157kgと排気量の割に軽量だ

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