“ボンドスタイル”実例考察
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[MEN’S EX 2020年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
初代(’62-’67,’71)
【Check!】広い肩に細いラペル幅
解説:意外とアメリカンでモダン!タフガイに相応しいスポーティさも
着用スーツは英国アンソニー・シンクレア製だが、シルエットは米国的でスポーティなボックス型。それがコネリーの逞しい肉体によく似合っていた。かなり細めのラペル幅もモダンな雰囲気を演出。
2代目(’69)
【Check!】スラントポケット
解説:印象は薄めだが正統英国好きが最も参考にすべきはこの御仁!
2代目ジョージ・レーゼンビーは、歴代ボンドのなかで最も王道の英国スタイルを遵守。写真のスーツもかっちり構築的でウエストの絞りが強く、腰ポケットもスラント。これぞ正統ブリティッシュ!
3代目(’73-’85)
【Check!】フレア気味のパンツ
解説:エレガントでユーモラスな007に相応しい明るく華のあるスーツ姿
しなやかで淡いトーンの生地といい、フレア気味のパンツといいコンチネンタル風のスーツを纏ったムーア。トレンドを貪欲に取り入れた当時の007シリーズらしい“エマニエルポーズ”も笑える。
4代目(’87-’89)
【Check!】小ぶりのボウタイ
解説:一番タキシード姿が美しいのはシェイクスピア俳優出身のこの人
タキシード姿は歴代ボンドのお約束だが、格好良さはダルトンがピカイチ。長身痩躯に加え、舞台俳優ならではの立ち姿の美しさが効いているのだろう。ちなみに抱えているのはQ開発のカメラライフル。
5代目(’95-’02)
【Check!】見るからにリッチな生地
解説:ネイビーの艶やかな3ピースにリッチなブラウンコートで色気倍増
1990年代らしい肩の張ったチェスターコートは、おそらくスーツと同じブリオーニ製かも。カシミアかベロア素材と思われ、格上のラグジュアリーが漂う。大人の色気がムンムン漂うコーディネートだ。
6代目(’06-)
【Check!】タイバーでアクセント
解説:ミニマルなスタイリングがストイックな男の色気を引き出す
トム フォードのタイトなスーツを着用。ナローなラペルに合わせて細身のタイを締め、タブカラーシャツでノットもコンパクトに。ストイックな新生ボンドに似合うミニマルなスタイリングだ。
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