現代的なドレス時計は今どきセットアップに好適
ビジネスには控えめなデザインのドレス時計が王道とされていたが、近年はスポーティなSSブレスを装着したもの、あるいはディテールにモダンな要素を取り入れたものを着け、さりげなく袖口の主張を高めることが主流に。
名門オーデマ ピゲが久々に放った新コレクション「CODE 11・59 バイ オーデマ ピゲ」も、そうした潮流に沿うもの。遠目は正統派のドレス時計だが、よく見ると隅々まで凝ったデザインワークがなされ、モダンな艶を発散。スーツ姿を個性的に彩りたい向きに絶好の佇まいとなっている。
ここでは、こうした“次世代ドレス時計”を、あえて機能素材のセットアップ+スニーカーといったカジュアルなビズスタイルに着けることを提案したい。こういう装いにはダイバーズやデジタル時計などを合わせがちだが、それでは全体的にラフに傾きすぎる。その点「CODE 11・59 バイ オーデマ ピゲ」のような美麗な高級機を着けるとリッチなポイントとなり、大人の格を示すことができるのだ。装いの自由度の高い職種におすすめなテクである。
今どきのビズスタイルに似合う「ドレスウォッチ」5選
「型破りの流儀」具体策
機能性の中にさり気なくリッチ感を取り込む
「型破り」ではない「基本コーデ」は?
ビジネススタイルに
節度の範囲内で華やぎ注入
クラシックとモダンがバランスした次世代のドレスウォッチは、同じように様々なテイストを取り込んだ今日的なスーツと非常に馴染みがいい。個性的にしてリッチなニュアンスを生むディテールの数々が、スクエアに偏りがちなビズスタイルに華やぎと色気を添えてくれる。
スーツ17万円/パイデア、タイ1万3000円/ジョンコンフォート(以上ビームス 六本木ヒルズ)シャツ3万4000円/エリコフォルミコラ(トゥモロー ランド)靴7万9000円/クロケット&ジョーンズ(グリフィンインターナショナル)
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX2019年12月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)