加藤お話を聞いていて会社員時代を思い出したんですが、確かに少人数の番組のほうがみんな力を発揮して、「私がこれをやらなくちゃ!」と自分も前のめりになって働いていたような気がします。

朝倉責任感が薄れてしまうのは、個人が悪いんじゃなくて環境のせいだと思います。だから、以前ミクシィにいたときも、新しいプロジェクトはなるべく少人数で、しかも既存の組織から切り離して、影響が及ばない環境をどうやって作るかを常に考えていました。その経験があるから、物量をあまり信じていない。息の合った才能がある人たちだけでやりとりする方が、失敗したときの立ち直りも含め物事が早く進むんじゃないかと思っています。

加藤一方で「MEN’S EX」の読者は、年齢的に大所帯のまとめ役みたいな立場の方々がどうしても多いと思うんですが。

朝倉そこもやっぱり馬と共通する点があるように思います。馬は説得したところで言葉がわからないし、鞭を打ったところで言うことを聞いてくれません。でも、ちょっとした課題を克服せざるを得ない環境に身を置いていると、徐々にできるようになってくる。15歳の頃に乗っていた馬の話ですが、この馬は水溜まりを怖がって絶対に入ろうとしなかったんです。そこで初日は馬から下りて、僕がその水溜まりに入って「怖くないよ」とアピールしました。2日目は水を掬って僕の足に付けたりして、そうすると馬もそれが怖いものじゃないと感じるようになるわけです。三日目は馬を引っ張って行ってその上を飛ばせてみたり、そのうち「仕方がないな」って感じで水溜まりまで行って入ってくれるようになりました。

加藤とにかく新たな環境を作っていかないと、口でどうこう言っても変わらないと。

朝倉そこは人間も同じなのかなと思いますし、リーダーとしての素養や経験を積みたいと思うのであれば、そうならざるを得ない環境に自分を無理矢理でも置くと、だんだん変わっていけるはずです。

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社会の課題を解決する企業支援、孫の世代に残る産業を創出

「シニフィアン株式会社」は、社会課題の解決に向けた事業の確立と後世に残すべき新たな産業の創出をテーマに、未上場スタートアップ、新興上場企業に対する経営支援事業、並びに産業金融事業を行う。運営するウェブサイト「SignifiantStyle」では、IPO後も精力的に発展を遂げようとする意志を持った会社をPost-IPOStartupと呼び、その事業活動や経営に関する知見の情報発信にも取り組む。
公式ウェブサイト:https://signifiant.jp/

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