収納やアイロン、どうしてる? 「リネン」素材に詳しくなるQ&A

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意外と知らないリネンの基本の「き」

そもそもの話、リネンの原料って何?

リネンとは、麻の中でも「亜麻」を用いた服地のこと。原料の状態では、フラックスと呼ばれ、6?7月に淡い青色の花を咲かせる植物の茎の繊維を使用し、糸にする。

リネンの強さと弱さを知っていますか?

[強さ]天然素材の中でも丈夫な素材の一つだが、水に濡れると6割も強度を増すため洗濯ダメージに強い。
[弱さ]吸水性の高いリネンは、カビに弱い。保管する際は、湿度の低い場所が好ましい。日焼けにも注意だ。

リネンシャツのオーダー時、気をつけるべくは2つ

[その1]「リネン服地は、シワになりやすく着ているうちに、袖丈が短く感じることもある。オーダー時、綿シャツの時より、少し長め(+2cm程)がオススメ」(麻布テーラー 三垣さん)
[その2]「混率が高いリネンシャツは、カジュアルな襟型や、タックアウトを前提にヘムラインをスクエアにする等ディテールにこだわるとよりサマに」(麻布テーラー 三垣さん)

リネンジャケットを誂える時の2つの注意点とは?

[その1]「ウール生地に比べ、伸縮性に乏しいリネン生地で誂える際は、適度なゆとりを持たせることが重要。タイトフィットを好まれる方は特に注意されたし」(リングヂャケットマイスター206 津田さん)
[その2]「シャツと同様に、着用によるシワにより、丈が短く感じることもある。ジャケットも縦方向の仕上がり寸法に、ゆとりを持たせることがポイント」(リングヂャケットマイスター206 津田さん)

リネン生地が高級なイメージなのはなぜ?

今でこそ漂白剤で白くする技術があるが、かつては多くの人の手が必要とされていたことが理由。また、リネンの織機は通常の織機幅に対して約半分のものが多く、手間がかかることも理由のひとつだ。

リネン服のアイロンのコツは?

ウールのように、シワを元に戻す力に乏しいリネン生地。従って、アイロンは必要不可欠だ。シャツでのコツは、半乾きの状態で高温のアイロンに掛けることだ。ジャケットでは、後ろ身頃を重点にスチームをあてると◎。(実践する際は、洗濯表示を要確認)。



[MEN’S EX 2019年6月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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