トレーニングの手順(写真3点)
ステップ1 〜 3を連続して左右交互に10回を目標に行う。1日あたりの目安は2セット。勢いや反動は使わないように注意したい。さらに意識のポイントは、上半身を前に持っていき、重心を前寄りにすること。それで、自然と後ろ足が上がってくる。できるだけ体幹を安定させて、全身のバランスをとりながらゆっくりと動作することで、普段の生活では意識しにくい基礎代謝向上につながる体の裏側をしっかりと強化できる。
仕事の疲れと筋トレの疲れは別物
運動後に体を積極的に動かして、能動的に疲労回復を図ろうという心身のリフレッシュ法であるアクティブレスト(積極的休養)は、ビジネスパーソンにも有効。仕事の後にトレーニングを行い、全身の血行を促すことで、体に溜まった老廃物を取り除き、脳や体に酸素が行きわたれば、固まった体をほぐすこともできるからだ。また、トレーニングはドーパミンやセロトニンなどの、いわゆる「脳内麻薬」といわれる神経伝達物質を分泌するので、精神的なストレスの緩和にも効果大なのだ。
[MEN’S EX 2019年4月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)