1位 キプリス
素材にこだわり、機能美を追求したキプリス。「外装に馬革のコードバンレザー、内装に牛革のショルダーレザーを使用した光沢感の美しい名刺入れは、伊勢丹新宿店メンズ館のベストセラー。底までマチが続いている通しマチ仕様のため、たくさん名刺が入る点も人気の理由です」。縦8×横11×マチ1cm。1万7000円(伊勢丹新宿店)
同・開けたところ
硬派な黒の外装に対して、内装はニュアンスのあるレッドが印象的。ポケットのカッティングにも取り出しやすい工夫が冴え渡る。
2位 ホワイトハウスコックス
英国老舗を代表するレザーグッズブランドのホワイトハウスコックス。なかでもブライドルレザー製の名刺入れは、同店のロングセラー。革にしみこませた蝋が表面に白い粉となって浮き出てきたブルームは、ブラッシングしたり、布でなじませたりして、素材の表情を楽しめる。「堅牢なブライドルレザーの名刺入れは、革のエイジングを堪能できます。昨今カジュアル化しつつあるビジネススタイルにもよく似合います」。縦8×横11.5×マチ2cm。1万7000円(伊勢丹新宿店)
同・開けたところ
メインポケットにはマチがあるため出し入れがしやすい。
3位 メゾン ド ヒロアン
100年以上も続く工房、博庵が手掛ける紳士革小物ブランド。耐久性を高める“コバ磨き”、余分なヘリをカットして美しく仕上げる“ヘリの後切り”、薄い革を貼り合わせて丈夫でしなやかに仕立てる“ベタ貼り”という三つの技術がブランドの持ち味だ。「非常に薄い作りの名刺入れは、スーツのポケットに入れてもスマートに携帯できます。シンプルなデザインと柔らかい型押しレザーのおかげで、上品さや高級感が段違い。ビジネスシーンで重宝すると評判です」。縦7.5×横11×マチ1cm。1万3000円(伊勢丹新宿店)
同・開けたところ
繊細なシボも見どころ。バインダーポケットも使いやすい。
4位 T・MBH
こちらのティーエムビーエイチは、革小物司・岡本拓也氏のデザインと仕立ての指示のもと、浅草橋の工房にて製作しているオールハンドメイドのブランド。まるでえくぼのような18金ピンクゴールドのアクセントには、女性の視線が集中しそう。「“葉合わせ”という縫わずに仕立てるオリジナル製法を採用。封筒型のため、一見コンパクトでも、なんと何十枚も収納可能な大容量。写真の名刺入れは外装がシュランケンカーフ。外装はほかにもワニ革やトカゲ革、象革など、バリエーション豊富に選べるところも人気です」縦6.8×横10cm。2万7000円(伊勢丹新宿店)
同・開けたところ
2室のみのミニマムな作りが、エレガントな雰囲気。
5位 ラルコバレーノ
昨今、女性にも認知されつつあるカラフルな山羊革が特徴的なイタリアブランド。味気ないスーツスタイルに彩りを添える名刺入れは、会話のきっかけにもなるはずだ。「発色の良い山羊革を、独自のツートンカラーで配色した遊び心のある名刺入れ。持ちものにこだわる、お洒落な方に得に支持を得ています」。縦11×横7.5×マチ1.5cm。1万7000円(伊勢丹新宿店)
同・開けたところ
多彩なポケットのおかげで、機能性にも優れ、名刺も整理しやすい。
1位 エッティンガー
英国王室御用達のエッティンガーは、馬具由来の英国伝統革を使いながらエレガントな見た目が人気を博している。「タフなブライドルレザーを使用しながらも、薄くスマートに昇華させたスタイリッシュなデザインが魅力のブランドです。なかでも一番人気は、外装と内装が異なるバイカラーカラーで別注したモデル。写真の紺×オリーブのほか、黒×ボルドーも人気です」。縦7.5×横11.5×マチ1cm。2万8000円(阪急メンズ東京)
同・開けたところ
マチ付きで大容量。ポケットも4つと充実。
2位 ガンゾ
続く2位は、母体が革小物メーカーである日本の実力派ブランド。「日本の職人技が光る、薄仕上げのブライドルレザー“シンブライドル”を使用した名刺入れは丈夫でしなやかな使い心地。内装にはヌメ革を採用しているオールレザー製で、外装と内装との経年変化の違いを楽しめるところが人気です。コバ磨きの美しさもガンゾならでは」。縦 7.5×横10.7×マチ1.8cm。2万円(阪急メンズ東京)
同・開けたところ
普通名刺サイズなら約100枚収納可能。ポケットの独特な形状は、名刺をすっと取り出しやすい。
3位 プレリー
馬の尻の革、コードバンの革小物が良心的価格で手に入ると評判の日本ブランド。「繊維が緻密で丈夫なコードバンは“革のダイヤモンド”ともよばれ、根強い人気があります。そのコードバンを外装に使った別注の名刺入れは、革表面に色をのせた顔料仕上げのため、エイジングを待たなくても初めから光沢を楽しむことができます。汚れに強いところや、黒・紺・グリーンというカラーバリエーションの多さも魅力。なかでも紺は人気があります」。約縦7.5×横11×マチ2cm。1万8000円(阪急メンズ東京)
同・開けたところ
内側にブランドネームが刻印された控えめなデザインが好印象。メインポケット1つに加え、マチなしポケット2つが備わる。
4位 ホワイトハウスコックス
ブライドルレザーの革小物が人気の英国老舗。表面に浮き出た白い粉、ブルームは、蝋をふんだんに染み込ませることで強度を高めたブライドルレザーの特徴だ。「英国製で人気の高いブランド。無骨なブライドルレザー使いで、使い込むほど経年変化を楽しめます。こちらの名刺入れは、ややコンパクトなサイズに加えて、背面にポケット付きなところも人気の理由。写真のハバナ×グリーンのほか、ネイビー×オレンジも人気があります」。縦7.5×横10.5cm。2万2000円(阪急メンズ東京)
同・開けたところ
ポケットは内側に6つ、外側に1つと収納力抜群。内側には革好きならひと目でわかる、刻印も施されている。
5位 メゾンタクヤ
使い勝手のいい独自のポケットデザインが、アイコニックなメゾンタクヤ。「オールハンドメイドで丁寧に作られた名刺入れ。外装のジャーマンシュランケンカーフも、内装のラムレザーも非常に柔らか。マグネットホックですっきり閉まるところも支持されている理由です。マチが笹の葉のように底に向かって細くなる写真のササマチタイプのほか、底までマチが続いてよりたっぷり入る通しマチタイプもあります」。縦7.2×横10.8×マチ1cm。2万7000円(阪急メンズ東京)
同・開けたところ
華やかでもシックな色合いはこのブランドならでは。