人気ブランドのダッフルコート8着を全部見せ【BEAMS中村達也の買い足しノート・後編】
今月の買い足し
ダッフルコートで英国&ミリタリーテイストを加味
英国定番ブランドだけでなく、イタリアのテーラード系ブランドも今季はダッフルを提案。タイトすぎないシルエットを選ぶのがポイントだ。
BEAMS F / ビームスF
トラッドとモダンをバランスよくミックス
クラシックなヘリンボーン織りのウール地で仕立てた一着。しっかりウエイトがある生地や水牛ホーンのトグルなど本格的な一方、シルエットは極端にゆったりとしておらずモダンさも兼ね備えている。6万4000円(ビームスF)
TOMORROWLAND×GLOVERALL / トゥモローランド×グローバーオール
随所にこだわり尽くした40周年記念別注モデル
トゥモローランド40周年記念の別注作。今季登場した新モデル「エリザ」をベースに、型紙をモディファイし、芯地やトグル、内側のミリタリー調ステンシルなど細部も修正した力作だ。素材は産出量の少ないプレミアムシェットランドウール。フードは着脱可能。13万7000円(トゥモローランド)
TAGLIATORE / タリアトーレ
イタリア的アレンジが光るブラックトレンチ
デザイン提案力に優れたタリアトーレらしく、トグルの留め紐をナイロンにしたり、パッチをスエード調にしたりとユニークなアレンジが光る。生地はウールナイロンで、中綿入りキルティングの半裏仕様。14万5000円(トレメッツォ)
MACKINTOSH / マッキントッシュ
ゆったりIラインにモダンな趣が漂う
膝まであるロング丈で防寒性にも優れた「GM-028」。ストンとしたシャープなIラインだが、タイトではなくゆとりをもたせたシルエットが特徴で、どこかモードなテイストも薫らせている。鮮やかなグリーンも印象的だ。14万8000円(マッキントッシュ 青山店)
SOVEREIGN / ソブリン
しなやかな着心地のスエード素材
しっとりとしたスエードで仕立てたレザーダッフル。カントリーな雰囲気も感じさせるグリーンの発色も独特だ。シルエットは膝上&スリムな身頃で、重苦しく見えないよう配慮。フードは着脱可能で、ステンカラー風にも着こなせる。20万円(ザ ソブリンハウス)
MACKINTOSH LONDON / マッキントッシュ ロンドン
緻密な仕立てによる端整なルックスが魅力
ウール80%+ナイロン20%の素材で、見た目よりもずっと軽い着心地としたクラシックダッフル。シャープなカッティングや精密なステッチワークにより、端整な雰囲気が漂う。スーツにも合う一着だ。10万6000円(SANYO SHOKAI)
BROOKS BROTHERS / ブルックス ブラザーズ
着心地ソフトなふんわりメルトン
ブランドのシグネチャータータンを内側にあしらった、ダブルフェイスのメルトン生地。しっかり地厚で、ふっくらと柔らかな素材は防寒性も十分だ。フロントはトグルとジップの2WAYで、フードは着脱可能。アメトラの元祖らしく、程よくゆとりをもたせたシルエットも魅力。8万9000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
ERNESTO / エルネスト
軽快極まるダブルフェイス生地
表はヘリンボーン、裏はネイティブ調ストライプになったウールアルパカのダブルフェイス生地。芯地のない一枚仕立てで、マントのように柔らかい着心地だ。着丈はひざ上丈で軽快に着こなせる。24万円(バインド ピーアール)