
今月の買い足し
紺タイ感覚で使えるパープルタイを活用しよう
毎年タイを買い足しているのに、気付けば締めるのは紺タイばかり…そんなコンサバ派に今季オススメしたいのが、意外に合わせやすいパープルタイだ。

左 : JOHN COMFORT / ジョン コンフォート
トラッドな紺ベースのストライプ柄だが、縞色にパープルが入ると新鮮。軽快な裏なし仕立て。1万3000円(ビームスF)
中 : LUIGI BORRELLI / ルイジ ボレッリ
スクエアの織り柄が入った茶ベースにパープルの柄が乗った複雑な柄ゆき。ほのかな光沢も上品だ。1万8000円(ビームスF)
右 : FRANCO BASSI / フランコ バッシ
パープル地に茶と紺の柄が並ぶ一本。プリント風の柄をジャカードで表現した技巧的な素材だ。1万6000円(ビームスF)

去年までの定番スタイル
紺スーツに青シャツ、紺タイ。同系色で揃えたコーディネートは鉄壁の安心感。でも、たまには気分を変えたい日も…
英国的なパープルで威厳あるVゾーンを
M.E. パープルというと、ちょっと冒険な感じもしますが…。
中村 未挑戦の方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はとても合わせやすい色ですよ。実は、パープルは今季のタイ業界における流行色のひとつでもあります。もともと英国では高貴な色として認知されていて、タイはもちろん様々なアイテムに使われてきた色ですが、イタリアでは葬儀に使う色で、かつては避けられる傾向にありました。しかし、ここ数年の英国ムードに押されて、今季はイタリアブランドもこぞってパープルタイを提案しているのです。
M.E. 地色が紫だったり、柄色が紫だったりと色々ですね。
中村 ストライプ、小紋、ペイズリーなど、様々な柄でパープルを効かせたタイが登場しています。英国イメージの色らしく、威厳のある雰囲気を演出できますよ。ちなみに今季は艶感の強いパープルより、トーンを抑えた上品な色みが主流になっているのも特徴です。
M.E. それならネイビータイの感覚で活用できそうですね!