仕事用のグレーパンツも柄入りのモノを選んでおけば、実は、休日の個性あるスタイルにも穿き回せる。パンツの柄をアクセントに使って、休日らしいリラックスした装いが楽しめる!
例えば、グレンチェックパンツ
英国調スーツにもよく使われるクラシックなグレンチェック柄はビジネスでも使いやすい。パンツは2番目のモノと同じ。
ジャケット〈オーダー価格〉3万1000円/麻布テーラー(麻布テーラープレスルーム)
都会的に仕上げるなら…バーズアイを選ぶ
ZANELLA
ザネッラの「ダニー/D」
モードに見えるパンツはトラッドアイテムで上品に
プリーツが入り、サイドアジャスターが付いたベルトレス仕様のモードなパンツ。細身のバーズアイには、ウールのバブアーを合わせることで、モードさを残しつつトラッド感を加える。トップスはツルツルした素材のモノより、起毛素材の無地系を合わせると大人っぽく上品にまとまる。4万円(エスディーアイ)
端正さを演出するなら…グレンチェックを選ぶ
INCOTEX
インコテックスの「1NT035」
柄をポイントにして美シルエットを引き立たせる
グレンチェックというごく英国的なクラシック柄もミドルゲージのニットをさらりと合わせることで、逆にパンツのチェックがモダンなアクセントとして引き立つ。腰回りがすっきりしたノープリーツのスリムフィット「1NT035」の美しいテーパードシルエットも生きる。3万7000円(スローウエア ジャパン)
落ち着きを大事にしたいなら…千鳥格子を選ぶ
BERWICH
ベルウィッチの「ピエロ」
パンツの柄はもちろんシルエットも生かしたい
ゆとりある腰回りからテーパードを効かせた1プリーツ入りのパンツは、トップスも少し緩いニットのリラックスジャケットが好相性だ。細かい千鳥格子柄だから、無地のグレーパンツ感覚で使いやすい。あくまでもトップスは無地系でまとめて、パンツの柄をアクセントに使うことを意識しよう。2万9000円(アマン)
知的な印象に見せたいなら…ウインドウペーンを選ぶ
PTO1
ピーティーゼロウーノの「コバ1iT」
適度に細身だからコートのシルエットも崩さない
難易度の高いウインドウペーンの大柄パンツは、ロング丈のコートなどで柄の面積を減らすと着こなしやすい。アウトプリーツをインプリーツに変更したビームス別注「COVA FIT」のシルエット美も目を引く。ふくらはぎの引っ掛かりがないのでロングコートでも裾さばきは軽快。3万7000円(ビームス ハウス 丸の内)
[MEN’S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/平井敬治〈人物〉、若林武志〈静物〉、岡田ナツ子、小澤達也〈取材〉 スタイリング/四方章敬、宮崎 司(CODE) 構成・文/伊澤一臣 文/吉田 巌(十万馬力)、安岡将文 撮影協力/インターメスティック(Zoff)