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脳が混乱する、3人がかり3時間のトリートメント!

オールハンドで行うトリートメントを受ける藤村さん
直接、触れることで初めてその時の身体の状態がわかるのだという

最初はうつ伏せ、体に溜まった静電気を除去するという特別なローションをたっぷりとスプレーし、優しいタッチで始まりました。特長はマッサージに使うオイルを誕生日から割り出すこと。ボクのソウルナンバーは”29″と”11″なので、”2″・”9″・”1″のオイルをメインにして、組み合わせます。それぞれの数字には対応する意味があり、それをうかがうのも楽しいもの。例えば”2″はストレスによる筋肉の緊張、”9″はぜんそく・首・腰が弱い、”1″だと下腹部の違和感、腰の痛み、むくみ、便秘、冷え性といったトラブルを抱えている人が多いのだとか。25年以上つき合っているひどい腰痛、そして先ほども指摘された冷え性と身震いするほど、当たっていました。今まで数秘術的なものって、世の男性たち同様にスピリチュアル系で苦手意識があったのですが、この指摘をうかがうと考え方を変えるべきなのかも? と思ったのでした。ちなみにセサミをベースとしたオイルはソウルナンバーから導き出されたものだけでなく、受ける人の体調に合わせてブレンドも。そのオイルは受け手の体調によって香りかたまで変わるそう。

本当はここでどんなマッサージなのかを詳細にレポートしたいのですが、それができないんです。というのも、脳が混乱したから。通常、施術を受けるときは常に頭が働いていて、仕事モードで「手技が独特だな」とか「足からではなく、頭から始まるのがおもしろい」とか「力は強くないけど、芯に届くな」など原稿にするべきことを考えながら受けています。でも、今回は断片的に覚えてはいるのですが、3人がかりとなると肩こりの部分をイタ気持ちいい圧で押されていると思ったら、かろうじて触られているかのようなフェザータッチで腕をなでられ、逆に足はかなり強く揉まれているということが同時に起こります。

そうすると感覚の情報が整理できなくなり、脳が混乱します。

オールハンドで行うトリートメントを受ける藤村さん
3時間という長丁場をすべて希望のメニューに合わせ、オールハンドで行う

つまりは3人がかりで3時間ですから単純計算で9時間分のトリートメント。決して施術は単調ではなく受け手の状態によって、力やリズムの緩急をつけたり、また施術者が時折、ひとりになったり、ふたりになったりと常に変化するのも脳が混乱する原因。でも、この何も考えずに済むというのは交感神経優位でストレスフルなボクにとって結果的にとてもよかった。指圧などで痛いけど気持ちいいという状態は、実は体が緊張してしまうんですよね。するとその部分に力が入ってしまい効果も半減するんです。

実はこちらのコース、これまで利用者は約7割が男性だったとか。経営者や士業などプレステージな活躍をするエグゼクティブたちから圧倒的な支持を受けていたというのも納得。彼らのように片時も仕事を忘れられないような場合、どこかで強制的にリセットをする必要があるのでしょう。

それでも覚えている範囲だと、施術中に急に寒さを覚えました。体の中の冷えが表面へと出てきて寒さを感じたよう。室内はかなり暖房が効いていたので、施術し終わった部分をホットタオルでくるんでもらいます。「首筋から腰にかけて分厚い板が入っているようですね」と言われ、しかもその筋肉の強張りは「『動かないぞ』と意志があるように硬いです」とも。他にも「右肩にゴルフボールのようなコリがある」など体から受け取るメッセージを巧みに言語化してくれました。

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