翌日は再び阿蘇を快走し、3日目は一路人吉市を目指した。昨日のワインディングとは打って変わって今日奔るのは九州自動車道。
しかも空は妖しく、雨が降ったりやんだりという天候。高速走行は快適そのものだったが、特筆すべきはクルマがまっすぐ走ろうとする事。さてこの”まっすぐ走る”はそう簡単ではない。レーシングカーのように前後の重量バランスを同じように保つ事ができればクルマは限りになくまっすぐ走るが、乗り心地の良さやユーティリティを考えると市販車では難しいとされるのはご存知のところ。しかし、このクルマは気持ちが良いほど、まっすぐ奔っている体感なのです。
さて人吉ICを降りて、この先ポテンシャルを発揮するのがプラグインハイブリッド。スポーツモードで走るワインディングはガソリンを使い、市街地など日常的なドライビングにはガソリンを一滴も使わずに52.5km走ることができるのが「eDrive」を掲げるこのクルマのもう一つの魅力。
充電は公共の充電ステーションでもできるし、附属のケーブルを使えば自宅でも充電が可能。今回はBMWのディーラーで充電させていただいたが、全国のBMWのディーラーの多くでも充電可能というから心強い。


熊本の小京都とも喩えられる人吉は歴史のある街。さてこの街で名物として注目されているのが餃子。有名店は避けて、ここぞと思ったのが、「ま心」。西も東もわからない市内の道案内はNAVIに任せて、辿り着いたら一軒屋。


“母親譲りの味”というチャンポンと、キャベツタップリでバリっと焼けた餃子を頂き、人吉城跡で一服!!しかし古き良き街並みにBMWは良く似合う。最高の伴侶に恵まれて熊本の旅は実に楽しいものになった。さてこの記事を読んでBMWに俄然興味が沸いたという皆さんはお近くのディーラーへ御連絡を。勿論筆者同様に熊本を、阿蘇を奔るのもお勧めです。



To be continued.
取材・文/青柳光則 協力/BMWジャパン