
以前、筆者はBMWの2輪の試乗会を取材したとき、メーカーの方から「BMWは大人がスポーツ走行を楽しむときに、より安全に奔れるよう、マシンがドライバーをサポートするシステム構築を基本に掲げている」と言われたことを思い出した。
このクルマはまさにそうしたBMWの基本コンセプトが頷ける一台であり、そうしたコンセプトを飛躍的に向上させているのをひしと実感。ここから先は独り言になるが、最新のクルマは自動運転や自動ブレーキなどの開発が目覚ましく、いずれも万が一の為のサポートが前提になっていますが、ワインディングを駆けぬける事を歓びにしている我々にとって奔りの楽しみはドライバーの意思をクルマに伝えたいということ。
つまりアナログ感をどこまで残すのかということが大きなポイントになると思うのです。そう考えると新たな5シリーズはある意味痒いところに手が届く、いい塩梅に仕上がっているといえましょう。
阿蘇の風景に癒される


さて時間を忘れて奔りを楽しんでいたら目的地の「らくだ山」はとうに通り過ぎて、気が付いたら宮崎県に入っていた!さすがに小腹も空いてきたので、ここまで来たら高千穂で名物の牛肉でもと一気にペダルを踏みこみ、途中で、産直の野菜と高千穂牛のレストランが併設されている「鬼八の蔵」へ寄ることに。


パーキングではモニターとアラームのお陰でクルマを難なく枠内に収めることが可能。またAUTO Hをオンにしておけばブレーキを掛けるとサイドブレーキも自動的に掛かる。そしてドアを開ければエンジンが自動的に止まる!! クルマから降りるときポケットにコントロールキーを忍ばせておけば、ドアノブに指をかざすだけでロックする機能も吃驚!! いずれも最初は使わないだろうと思っていた機能だが、慣れるとこれが実に便利で・・・最新のクルマに驚かされっぱなし!!!

さて念願のレストランはアイドルタイムで既に閉店しており、直売所に残っていた弁当で仕方なくランチ。熊本市内へと戻る道すがら途中夕暮れ間近の綺麗な阿蘇を眺めつつのドライブは堪らないものでした。
