「リカバリーメンズボディ」を体験!(写真3枚)
うつ伏せになり、身も心もセラピストの玉城伊織さんに預ける。おもしろいのは背中から始めること。普通、この手の施術は心臓から遠い足からスタートするのがセオリーだが、カウンセングの時に「肩、背中のコリがひどい」と訴えたこともあって、そこから始まった。これは新鮮!
そしてとてもいい施術だと思った。というのも、限られた時間の中でやって欲しいところを重点的にしてもらうと満足度が違う。無論、揉まれて初めて「ああ、そんなところが凝っていたのか」と気づくこともあるが、せっかく受けるなら初めからやって欲しいところを長くやってもらいたいもの。順番通りにやって途中、心地よさに寝てしまい少々、消化不良を感じていた。ルールに縛られることのないこの施術、気に入った。
実際、客の多くが背中や肩の凝りを訴えるそうで、玉城さんも「肩周りをほぐすのが得意です」とのこと。お疲れのかた、ぜひご指名を。華奢な体からは想像しがたいが、施術は非常にダイナミック。ひじを使ったトリートメントは大きな動きで固まった筋肉が伸ばされ、ほぐされていく。優しく扱った方がいい首周りは巧みに五指を用いてつまんで流す。その動きは緩急のついたオーケストラの調べのようだ。仕事モードでそんなことを考えていたが、ふと気づくと足に移っていた。少しまどろんでいた。ふくらはぎから太もも、臀部へと流されると滞りが解消し巡りがよくなるのを遠くに感じた。そして仰向けになり、デコルテや腋下リンパの辺りを流されるとフェイスラインまですっきり。