美容担当・田上がコンサルテーションを体験レポート!
フレグランスに馴染みのない方というのは、そのほとんどが「どんな香りが自分に合うか分からない」という悩みを抱えているのだという。そこで、香り初心者なら是非とも受けたいのが約190年の歴史を誇るフランスのフレグランスメゾン、ゲランのブティックで受けられる「フレグランスコンサルテーション」。トレーニングを積んだ専門のスタッフが、自分に相応しい香りを導き出してくれるのだ。

今回、特別にコンサルテーションを行ってくださったのは、ジェニー・トロックさん。フレグランスの深い知識を持ち、「フレグランス インターナショナル トレーニング マネージャー」として、世界中でゲランのフレグランスの魅力を伝えているスペシャリストだ。(※通常は日本人のフレグランス スペシャリストが行います。)
早速、コンサルテーションの流れを追ってみよう。
Step 1 まといたい香りの大きなイメージを掴む
「フローラル(花やベリー)」「シトラス フレッシュ(レモンや水)」「オリエンタル グルマン(チョコレートやお香)」「シプレー ウッディ(森やコケ)」、4つのイメージから、今、自分の気分がどれに当てはまるのかを思い浮かべる。
夏場ということもあり、私の頭に浮かんだのは、ミントやレモンの瑞々しさやフレッシュさ、リラックスできるような森林の爽やかなイメージだった。これで大きな方向性が固まった。
さらに、ジェニーさんから質問が投げかけられる。
「自宅の部屋はどんな香り?」「子どもの頃の印象深い思い出は?」「好きな食べ物は?」といったように、本人の香りの記憶や思い出を辿り、その人の好みの香りや嗜好など様々な要素を探していくのだ。即答できないものもあったが、質問に答えていくうちに、さまざまな香りの記憶が蘇り、実は自分ではこういう香りも好きだったなと思い出していける。
Step 2 香りの好みを選ぶ
基本となる香りを試して、それが「好き」か「嫌い」かを判別し、絞り込んでいく。まるで、ワインのブラインドテイスティングのような作業だが、同じ系統の香りでも微妙にニュアンスの違いがあり、興味深い。

Step 3 選び出される3本のフレグランス
好みの香りを絞り込んだ先が、ジェニーさんの腕の見せ所だ。それまでのエピソードや好みの香りの要素をもとに、その人に相応しい香りを100種類以上もあるゲランのフレグランスのラインナップの中から、3本選んでくれる。
私の場合、導き出されたのが以下の3本。
- アルセーヌ ルパン ル ヴォワイユ オーデパルファン
100ml(3万2000円) フレッシュ ウッディ アロマティック、ダイナミックで少し生意気、チャーミングな香り。 - コローニュ デュ パフュマー オーデコロン
100ml(1万1400円) ムスキー グリーン シトラス、フレッシュでいて、肌に寄り添うように香る、現代的なフレグランス。 - ロム イデアル コローニュ オーデトワレ
50ml(8100円) シトラス、フレッシュアーモンド、ムスクやベチバーのハーモニーで表現。

私が最終的に選んだのは、「アルセーヌ ルパン」。テスター上で香りを試したとき以上に、肌にまとうとウッディでアロマティックな香りが増し、少しセクシーで、包み込むような柔らかい印象を受けた。
天然由来成分を多く使用するゲランのフレグランスはまとう人の体温や体質によって、同じものであっても香り立ちが変わってくる。つまり、その人オリジナルの香り方になるということだ。だからこそ、フレグランスはその人のアイデンティティといわれている。

今回、自分がイメージしている香りを客観的に導き出してもらうことで、「実はこういう香りも自分には合うのか!」という発見があった。自分ひとりで選んでいても到底見つけられない香りを見つけてもらえることが、このコンサルテーションの魅力だ。
ビジネスシーンにフレグランスは不要!と思っておられる諸兄もいらっしゃるかとは思うが、上手く使えばフレグランスは自身の印象を良い方向へ変えてくれる魔法のアイテムでもある。まずは、どんな香りが相応しいのか、香り探しに出かけてみることをおすすめしたい。
ラ ブティック ゲラン GINZA SIX店
東京都中央区銀座6丁目10-1 B1F
TEL:03-6263-9973
営業時間:10時30分〜20時30分 不定休
※フレグランスコンサルテーションは無料、要予約。
商品に関するお問い合わせ先
ゲランお客様窓口
TEL:0120-140-677
https://www.guerlain.com/jp/ja