パンチングにトロンプルイユ、オートクチュール的発想も!


平澤:個人的には、このグラデーションになった靴が好きです! あとこちらの、さまざまなパーフォレーションがあしらわれたモデルも面白いですね。
オリヴィエ:これは、シューズのアトリエで使うパンチングをいろいろ組み合わせて、職人が1つ1つ丁寧に穴をあけていくんです。なので、1足のパーフォレーションをすべて完成させるのに丸1日かかるんですよ。さらに、オートクチュールのアトリエに刺繍をしてもらった靴もありますし、ドレスの仮縫いをイメージしたもの、ビーズでクロコの模様を象ったもの……と、パリらしいオートクチュールからも、いろいろなインスピレーションが湧きました。オートクチュールの技術を、メンズの靴に取り入れるという発想が気に入っています。
平澤:他ブランドでも見たことのない、バリエーションです! こうしてアトリエ的な空間に置かれていると、美術館のアートピースを見ているような感覚になりますね。