「詩」や「オートクチュール」を駆使した、180シグニチャーローファーの新しい形

平澤:こちらの、詩を書いたようなデザインも気になります。
オリヴィエ:これは「ポエティック・ライン」と名づけました。詩人というのは、歩きながらアイデアが湧いてきます。その考えを靴に取り入れて、靴の内底から表側のトウに向かって詩が流れ出てくるようなイメージです。「踵の影のように、歩く足音を連れて歩く」という意味の詩をが湧いてきて、それをラインのように記しました。
平澤:ホワイトスエードカーフスキンに、黒文字の詩が映えますね。ちなみに、こちらは? ローファーというかスリッポンのように変わった形も可愛いです!

オリヴィエ:これは「リバースⅡ」と名づけました。靴作りを逆転の発想でとらえたものです。靴をひっくり返して、普段は見えない靴の内側の部分をあえて見せてデザインにしました。同じ逆転の発想で、内側の補強部などを外側に出した「リバースⅠ」もあります。
