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コンチネンタルGT
2003年にデビューし、その作りと走りでベントレーの世界感を広く知らしめたコンチネンタルGT。ベントレーの歴史にその名を刻んだことは間違いない。

1919年にロンドンで創業したベントレーは、ロールス ロイスとの合併後しばらくしてダービーへと移る。しかしながら、そのダービーが戦後、航空機用エンジンの生産に集中することとなり、1946年に現在のクルーに移転してきた。そして1998年、ベントレーがフォルクスワーゲン グループに入り、ロールス ロイスと袂を分かつと、大規模な投資によりラインの近代化が推進される。2003年に登場するや大ヒットとなり、生産台数を飛躍的に増加させることになるコンチネンタルGTの生産のためだ。

ベントレーの本社工場
コンチネンタルシリーズ、ベンタイガ、ミュルザンヌといった全てのラインナップを生産するのがクルーにある本社工場。車両の移動はベルトを使うが、溶接などの大きなものまで手作業にて行われる。

今回、工場を案内してくれた同社セールス&マーケティング担当のジョン・オドリスコル氏は「ベントレーが求めているのは数ではありません。クオリティです」と言う。実際、クルー工場のラインはいわゆる大量生産の量産車用のそれとはまったく様相が異なっている。

使用する素材を選ぶのも人なら、一つ一つを丹念に制作するのも人。熟練工による職人技が必要な作業ばかりで徒弟制度が今も受け継がれている。

使用する素材を選ぶのも人なら、一つ一つを丹念に制作するのも人。熟練工による職人技が必要な作業ばかりで徒弟制度が今も受け継がれている。

ベントレーのこだわりの一つがウッド素材。木材の種類や原産国ごとにまとめられ、保管状態にもこだわった専用の部屋にストックされている。

ベントレーのこだわりの一つがウッド素材。木材の種類や原産国ごとにまとめられ、保管状態にもこだわった専用の部屋にストックされている。

使用される木材はウォールナットが基本。製法は高級家具と同じもので、希少な幹の部分はアルナージの真材に使われる。

使用される木材はウォールナットが基本。製法は高級家具と同じもので、希少な幹の部分はアルナージの真材に使われる。

レザーを使った各部分も一部は機械を使用するが、ミシンなど操作するのは人間。細かい作業ひとつひとつに職人の心が込められている。

レザーを使った各部分も一部は機械を使用するが、ミシンなど操作するのは人間。細かい作業ひとつひとつに職人の心が込められている。

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