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ルノー・メガーヌR.S.
440万円という、ホンダ シビック タイプRより少しお手頃な価格にも驚き。

一週間後、箱根で今度は試乗会が行われ、ようやく自分でメガーヌR.S.のステアリングを握ることができた。まずはタイトコーナーの連続する峠道で試してみたのだが、フツーの速度でも段差へのアタリが柔らかく、その乗り心地は高級感さえ感じさせるほど。

しかし一度、モードをスポーツに切り替えて速度域を上げると、逆位相の効きのおかげで、あらゆる低・中速コーナーを舐めるようにトレースしてくれる。試しにレース・モードにしてESPを切ってみた。見通しのいい低速コーナーで旋回速度を思い切り速めてみると、確かにリアのグリップがフロントより先に少しだけ離れていく印象で、穏やかに巻き込んでいく感触が得られた。なるほど、確かにこれなら楽しめそうだ。

加えてトドメの一撃というか空恐ろしいのは、メガーヌR.S.は車両本体価格440万円で、なんと国産メーカーのライバル車種であるシビック TYPE Rより安い。何となく、時代の節目を感じさせる一台であることは間違いない。



撮影・文/南陽一浩 編集/iconic

チェッカーフラッグを象ったフォグランプ以外、一見してノーマル然として見えるメガーヌR.S.。

チェッカーフラッグを象ったフォグランプ以外、一見してノーマル然として見えるメガーヌR.S.。

リアビューの方がアグレッシブ。フロントとリアのトレッドは、それぞれノーマル比で+65mm、+45mm拡大されている。

リアビューの方がアグレッシブ。フロントとリアのトレッドは、それぞれノーマル比で+65mm、+45mm拡大されている。

深いグレーに赤をアクセントに採り入れた、メガーヌR.S.のコクピット。トランスミッションは6速EDCでステアリング裏のパドルでシフト操作する、2ペダル車だ。

深いグレーに赤をアクセントに採り入れた、メガーヌR.S.のコクピット。トランスミッションは6速EDCでステアリング裏のパドルでシフト操作する、2ペダル車だ。

搭載するエンジンも先代と大きく異なる。1.8リッター直列4気筒の直噴ターボで、279ps/6000rpmの最大出力と390Nm/2400rpmを発揮する。

搭載するエンジンも先代と大きく異なる。1.8リッター直列4気筒の直噴ターボで、279ps/6000rpmの最大出力と390Nm/2400rpmを発揮する。

245/35R19サイズのタイヤは、ルノー・スポールが4輪操舵の特性を踏まえてブリヂストンと共同開発した専用設計だ。

245/35R19サイズのタイヤは、ルノー・スポールが4輪操舵の特性を踏まえてブリヂストンと共同開発した専用設計だ。

アルカンターラの高級な質感。バケット形状でホールド性が高いとはいえ、クッション厚の豊かなフロントシート。

アルカンターラの高級な質感。バケット形状でホールド性が高いとはいえ、クッション厚の豊かなフロントシート。

後席シートやトランク容量といった実用面は、通常のメガーヌと同じ。

後席シートやトランク容量といった実用面は、通常のメガーヌと同じ。

マフラーはディフューザーに挟まれたセンター出し2本。

マフラーはディフューザーに挟まれたセンター出し2本。

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