U500万円対決!夢のあるクルマ【夫婦編】

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ジープ レネゲードとアウディ Q2

どんなクルマを選んだとしてもドライブや買い物には行ける。でも、ただそれだけでは人生あまりにも味気ない。乗っていて楽しくて、家族からも支持されて、しかも経済的。家族構成別にそんな夢のあるクルマを比較してみた。

モータージャーナリスト 岡崎五朗 モータージャーナリスト 岡崎五朗

TV番組「クルマでいこう!」でも活躍する人気自動車評論家であり、本誌連載のナビゲーター。悪いモノには「悪い」とハッキリ言う、ストレートな物言い、評論にも定評がある。

SUV人気の時代だからやっぱり個性は重要

 

二人で過ごす時間を大切にしている、大人な夫婦には乗りやすさに配慮した上質な個性派SUVをおすすめしたい。

 

レネゲードはジープのエントリーモデルという位置づけだが、角張ったボディ、短いオーバーハングなど、ルックスにはジープのDNAがそこここに継承されている。遊び心満点のインテリアもジープらしい。
一方のQ2はといえば、鋭利なナイフで削り取ったような造形が特徴的だが、全体的には背が高めのハッチバックという印象が強い。インテリアもアウディのテイストを貫いていて、遊び心よりも質感を追求している。

 

走りにも同じことがいえる。スムースでありながらカチッとしたタッチのQ2に対し、レネゲードはよくいえば大らか、悪くいえば大味。乗り心地やハンドリングなど、採点するとQ2が勝利を収めるものの、いい意味で運転を意識させないレネゲードの乗り味も嫌いじゃない。いやかなり素敵だ。

 

荷物を積み込む際はテールエンドが垂直に切り立っているレネゲードのほうが有利だが、それを除けば後席を含め広さに大きな違いはなし。ただし都会生活者にとっては、Q2の「立体駐車場可」という点がアドバンテージになるだろう。そこが克服できるならレネゲードにも選ぶ価値は十分にある。普段はキッチリ、でもラフな着こなしをする機会も多いなら、選ぶべきはレネゲードだ。

judge-point 1. 運転しやすいアイポイント
2. 女性も運転しやすい適度なサイズ
3. 小旅行もこなせる荷室
arrow “幅広いファッションで
楽しむならレネゲード”
c_travel_judgepoint_line.png

オフロードのDNAをタウンユースにも
JEEP RENEGADE

JEEP RENEGADE

ジープ レネゲード

オフロード性能とスクエアデザインを継承したエントリーモデル。シート生地やオープンエアルーフなどの装備が、グレードごとに差別化されている。本格派ながら全長4225×全幅1805mmとコンパクト。297万円〜361万8000円(ジープ・フリー・コール)

走って、眺めて、100点のSUV
AUDI Q2

アウディ Q2

アウディ Q2

全長4200mm、立体駐車場にも入る全高1530mmというコンパクトサイズのQ2。エンジンは1&#8467と1.4&#8467のガソリンが用意されている。最大の武器はやはり洒落感のある内外装のデザインだ。299万円〜405万円(アウディコミュニケーションセンター)



>>U500万円対決!夢のあるクルマ【家族編】はこちら



[MEN’S EX 2017年10月号の記事を再構成]
撮影/柳田由人 構成/iconic

ジープ レネゲード

ジープ レネゲード

運転しやすさと視界の広さは優秀なオフローダーの基本。元々オフロード車は特性上、着座位置が高く、視野が広い。ジープのDNAを色濃く継承するレネゲードでも同様だ。またインテリアのデザインも外装同様、非常に斬新で個性的にまとめられている。これもレネゲードの大きな特徴。

運転しやすさと視界の広さは優秀なオフローダーの基本。元々オフロード車は特性上、着座位置が高く、視野が広い。ジープのDNAを色濃く継承するレネゲードでも同様だ。またインテリアのデザインも外装同様、非常に斬新で個性的にまとめられている。これもレネゲードの大きな特徴。

着座位置がやや高く、周囲を見渡すのにも適したシート。サイズはやや大きめに作られている。

着座位置がやや高く、周囲を見渡すのにも適したシート。サイズはやや大きめに作られている。

エンジンは1.4リットルと2.4リットル。組み合わせるATはTRAILHAWKのみ9速で、他の2グレードには6速が用意されている。

エンジンは1.4リットルと2.4リットル。組み合わせるATはTRAILHAWKのみ9速で、他の2グレードには6速が用意されている。

ラゲージ容量は256リットルで、フロア下にはスペアタイヤが。

ラゲージ容量は256リットルで、フロア下にはスペアタイヤが。

アウディ Q2

アウディ Q2

質感だけでなく、ドイツ車らしく人間工学に基づき、使いやすさや運転のしやすさを追求して作られた車内空間。アイポイントが高いので運転がしやすく、女性が運転するのにも適している点が夫婦のクルマとしてポイントが高い。運転しやすい小さなボディに詰まったアウディの哲学だ。

質感だけでなく、ドイツ車らしく人間工学に基づき、使いやすさや運転のしやすさを追求して作られた車内空間。アイポイントが高いので運転がしやすく、女性が運転するのにも適している点が夫婦のクルマとしてポイントが高い。運転しやすい小さなボディに詰まったアウディの哲学だ。

インテリアの作りはさすがの品質。クラストップ水準の出来映え。

インテリアの作りはさすがの品質。クラストップ水準の出来映え。

2種類のターボエンジンはどちらも非常にパワフル。燃費も17.9km/リットル〜、19.km/リットル〜と優秀だ。

2種類のターボエンジンはどちらも非常にパワフル。燃費も17.9km/リットル〜、19.km/リットル〜と優秀だ。

トランク容量は405リットル。広さに加え全高も十分なため、かなり大きなサイズの荷物も収納することができる。

トランク容量は405リットル。広さに加え全高も十分なため、かなり大きなサイズの荷物も収納することができる。

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